国環研メールマガジン1月号
2022/01/06 (Thu) 09:00
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メールマガジン2022年1月号
発行:国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
メールマガジンに関するお問い合わせ: kouhou0@nies.go.jp
ホームページ: http://www.nies.go.jp/
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新年明けましておめでとうございます。
気づけば担当者が代わってからの配信も20回を超え、月末になると話の種を探す習慣が付いてきたように感じます。
2022年も変わらずお届けして参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末から大変寒い日が続いており、朝の犬の散歩中も水たまりの氷が目立つようになりました。
各地で湖上のワカサギ釣りが風物となる季節ですね。
湖沼の結氷・開氷は、気候に大きく左右されるため気候変動の影響を調べる上で非常に重要であり、長期観測データが多く存在します。
国環研を含む複数の研究機関にて、結氷・開氷に関する長期観測データ(107~204年)がある世界60湖沼を対象に、
結氷・開氷のタイミング、結氷期間等についての分析をおこないました。
その結果、この100年間を平均して、結氷は11日遅く、開氷は6.8日早く、結氷期間は17日短くなっていることがわかりました。
さらに1995年以降、それ以前の観測値の範囲を大きく逸脱するような異常に遅い結氷や異常に早い開氷が見られるようになったこと、
また結氷しない湖沼の割合が増加していることも明らかになりました。
最も長い観測データの1つに、長野県諏訪湖の記録があります。
八剱(やつるぎ)神社の宮司らによって1443年から記録されたものです。
諏訪湖では、湖面が全面結氷し、その一部がせり上がり筋になる「御神渡り」と呼ばれる現象がみられます。
550年以上も記録された続けた御神渡りのデータは、気候変動の記録として世界的に注目されています。
参考:http://www.nies.go.jp/biology/research/publish/202114.html
それでは、1月の国環研メールマガジンをどうぞ。
(S.H)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - -CONTENTS- - - - - - - - - - - - - - - - - -
【報道発表】
1)戸建て住宅における屋根上太陽光発電(PV)+電気自動車(EV)の脱炭素化ポテンシャルが、今後、急激に高まる
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211202/20211202.html
2)-38ヵ国95名の研究者が提言- 淡水域の生物多様性減少を救う15の優先課題
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211203/20211203.html
3)温暖化による稚樹の分布変化を検出 ~森林タイプによる変化の違いが明らかに~
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211209/20211209.html
4)2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211210/20211210.html
5)衛星観測が捉えた南米亜熱帯地域のメタン放出量と気象の関係
~温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によるメタン推定値と降水データの解析~
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211214/20211214.html
6)サーキュラーエコノミーを脱炭素化につなげるための必須条件を解明
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211215/20211215.html
7)中国から排出されるブラックカーボンの主要起源は「家庭」 COVID-19・パンデミック期の排出バランス変化を利用した観測データ解析から
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211216/20211216.html
8)第37回全国環境研究所交流シンポジウム
「全国の環境研究から見える未来」の開催について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211220/20211220.html
9)新規POPs含有プラスチック廃棄物に関する国際セミナーの実施について(報告)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211221/20211221.html
10)草原との共生を目指して モンゴルにおける牧草地の脆弱性評価
国立環境研究所「環境儀」第83号の刊行について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211228/20211228.html
【受賞情報】
1)谷本 浩志室長が地球大気化学国際協同研究計画(IGAC)よりIGAC Co-Chair感謝状を授与されました
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210917-1.html
2)MUELLER Astrid特別研究員がInternational Global Atmospheric Chemistry (IGAC) projectからEarly Career Poster Presentation Award(優秀賞)を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210930-2.html
3)藤縄 環研究員がInternational Global Atmospheric Chemistry (IGAC) projectからEarly Career Poster Presentation - Honorary Mention (特別賞) を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210930-1.html
4)倉持 秀敏副領域長が環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会から学術賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210825-1.html
5)土屋 健司特別研究員・冨岡 典子シニア研究員・佐野 友春シニアスタッフ・高津 文人室長・今井 章雄フェローが
日本陸水学会より2021年度日本陸水学会論文賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210921-1.html
【刊行案内】
1)高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2021年11月号「焼却灰のpHを考える。」が公開されました。
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/202111.html
2)CGERリポート「国立環境研究所スーパーコンピュータ利用研究年報 令和2年度
NIES Supercomputer Annual Report 2020」を掲載
https://cger.nies.go.jp/publications/report/i156/
3)地球環境研究センターニュース2022年1月号「南北両極上空破壊再び~国際オゾンシンポジウム2021オンライン開催」発行
https://cger.nies.go.jp/cgernews/
4)高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2021年12月号
「なぜ片付けでごみを仮置き場に出さない(出せない)か」「資源循環領域での国際的な研究活動の支援」が公開されました。
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/202112.html
【その他】
1)衣食住に関する脱炭素アクションの効果を紹介する「脱炭素型ライフスタイルの選択肢」データベースを公開しました。
https://lifestyle.nies.go.jp/
2)積み木型の持続可能性指標体系「SusBBヘッドライン指標」を用いて日本の持続可能性
の最新状況を示した結果を公開しました。
https://www.nies.go.jp/social/japansdi/index.html
3)第7回NIES国際フォーラムの参加登録を開始しました。
https://www.nies.go.jp/event/forum/2021/index.html
4)「公平な都市の脱炭素化に向けた課題-法や制度、協働の視点から~『都市の脱炭素化ウェビナーシリーズ3」開催のお知らせ
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20211209_1.html
5)令和3年(2021)年度スーパーコンピュータ利用研究報告会開催のお知らせ
地球環境研究センターは、令和3年12月23日(木)に、
「令和3年度スーパーコンピュータ利用研究報告会」をZoomによるオンライン会議として開催いたしました。
https://cger.nies.go.jp/ja/news/2021/211213.html
6)「ヤマメは放射性セシウムをどこから取り込んでいる?」記事を公開しました
【FRECC+(フレックプラス)】
https://www.nies.go.jp/fukushima/magazine/oshiete/202112.html
7)「SDGs(持続可能な開発目標)を活かした地域づくり
[福島県立須賀川高校 講師派遣レポート]」記事を公開しました
【FRECC+(フレックプラス)】
https://www.nies.go.jp/fukushima/magazine/event/20210624.html
8)オンラインイベント「温室効果ガス研究の最前線
-パリ協定の目標達成に向けて-」開催のご案内(第一報)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20211221_1.html
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発行:国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
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新年明けましておめでとうございます。
気づけば担当者が代わってからの配信も20回を超え、月末になると話の種を探す習慣が付いてきたように感じます。
2022年も変わらずお届けして参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末から大変寒い日が続いており、朝の犬の散歩中も水たまりの氷が目立つようになりました。
各地で湖上のワカサギ釣りが風物となる季節ですね。
湖沼の結氷・開氷は、気候に大きく左右されるため気候変動の影響を調べる上で非常に重要であり、長期観測データが多く存在します。
国環研を含む複数の研究機関にて、結氷・開氷に関する長期観測データ(107~204年)がある世界60湖沼を対象に、
結氷・開氷のタイミング、結氷期間等についての分析をおこないました。
その結果、この100年間を平均して、結氷は11日遅く、開氷は6.8日早く、結氷期間は17日短くなっていることがわかりました。
さらに1995年以降、それ以前の観測値の範囲を大きく逸脱するような異常に遅い結氷や異常に早い開氷が見られるようになったこと、
また結氷しない湖沼の割合が増加していることも明らかになりました。
最も長い観測データの1つに、長野県諏訪湖の記録があります。
八剱(やつるぎ)神社の宮司らによって1443年から記録されたものです。
諏訪湖では、湖面が全面結氷し、その一部がせり上がり筋になる「御神渡り」と呼ばれる現象がみられます。
550年以上も記録された続けた御神渡りのデータは、気候変動の記録として世界的に注目されています。
参考:http://www.nies.go.jp/biology/research/publish/202114.html
それでは、1月の国環研メールマガジンをどうぞ。
(S.H)
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【報道発表】
1)戸建て住宅における屋根上太陽光発電(PV)+電気自動車(EV)の脱炭素化ポテンシャルが、今後、急激に高まる
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211202/20211202.html
2)-38ヵ国95名の研究者が提言- 淡水域の生物多様性減少を救う15の優先課題
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211203/20211203.html
3)温暖化による稚樹の分布変化を検出 ~森林タイプによる変化の違いが明らかに~
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211209/20211209.html
4)2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211210/20211210.html
5)衛星観測が捉えた南米亜熱帯地域のメタン放出量と気象の関係
~温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によるメタン推定値と降水データの解析~
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211214/20211214.html
6)サーキュラーエコノミーを脱炭素化につなげるための必須条件を解明
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211215/20211215.html
7)中国から排出されるブラックカーボンの主要起源は「家庭」 COVID-19・パンデミック期の排出バランス変化を利用した観測データ解析から
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211216/20211216.html
8)第37回全国環境研究所交流シンポジウム
「全国の環境研究から見える未来」の開催について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211220/20211220.html
9)新規POPs含有プラスチック廃棄物に関する国際セミナーの実施について(報告)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211221/20211221.html
10)草原との共生を目指して モンゴルにおける牧草地の脆弱性評価
国立環境研究所「環境儀」第83号の刊行について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20211228/20211228.html
【受賞情報】
1)谷本 浩志室長が地球大気化学国際協同研究計画(IGAC)よりIGAC Co-Chair感謝状を授与されました
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210917-1.html
2)MUELLER Astrid特別研究員がInternational Global Atmospheric Chemistry (IGAC) projectからEarly Career Poster Presentation Award(優秀賞)を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210930-2.html
3)藤縄 環研究員がInternational Global Atmospheric Chemistry (IGAC) projectからEarly Career Poster Presentation - Honorary Mention (特別賞) を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210930-1.html
4)倉持 秀敏副領域長が環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会から学術賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210825-1.html
5)土屋 健司特別研究員・冨岡 典子シニア研究員・佐野 友春シニアスタッフ・高津 文人室長・今井 章雄フェローが
日本陸水学会より2021年度日本陸水学会論文賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20210921-1.html
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1)高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2021年11月号「焼却灰のpHを考える。」が公開されました。
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/202111.html
2)CGERリポート「国立環境研究所スーパーコンピュータ利用研究年報 令和2年度
NIES Supercomputer Annual Report 2020」を掲載
https://cger.nies.go.jp/publications/report/i156/
3)地球環境研究センターニュース2022年1月号「南北両極上空破壊再び~国際オゾンシンポジウム2021オンライン開催」発行
https://cger.nies.go.jp/cgernews/
4)高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2021年12月号
「なぜ片付けでごみを仮置き場に出さない(出せない)か」「資源循環領域での国際的な研究活動の支援」が公開されました。
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/202112.html
【その他】
1)衣食住に関する脱炭素アクションの効果を紹介する「脱炭素型ライフスタイルの選択肢」データベースを公開しました。
https://lifestyle.nies.go.jp/
2)積み木型の持続可能性指標体系「SusBBヘッドライン指標」を用いて日本の持続可能性
の最新状況を示した結果を公開しました。
https://www.nies.go.jp/social/japansdi/index.html
3)第7回NIES国際フォーラムの参加登録を開始しました。
https://www.nies.go.jp/event/forum/2021/index.html
4)「公平な都市の脱炭素化に向けた課題-法や制度、協働の視点から~『都市の脱炭素化ウェビナーシリーズ3」開催のお知らせ
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2021/20211209_1.html
5)令和3年(2021)年度スーパーコンピュータ利用研究報告会開催のお知らせ
地球環境研究センターは、令和3年12月23日(木)に、
「令和3年度スーパーコンピュータ利用研究報告会」をZoomによるオンライン会議として開催いたしました。
https://cger.nies.go.jp/ja/news/2021/211213.html
6)「ヤマメは放射性セシウムをどこから取り込んでいる?」記事を公開しました
【FRECC+(フレックプラス)】
https://www.nies.go.jp/fukushima/magazine/oshiete/202112.html
7)「SDGs(持続可能な開発目標)を活かした地域づくり
[福島県立須賀川高校 講師派遣レポート]」記事を公開しました
【FRECC+(フレックプラス)】
https://www.nies.go.jp/fukushima/magazine/event/20210624.html
8)オンラインイベント「温室効果ガス研究の最前線
-パリ協定の目標達成に向けて-」開催のご案内(第一報)
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