独立行政法人国立環境研究所メールマガジン8月号
2014/08/27 (Wed) 16:39
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メールマガジン2014年8月号
発行:独立行政法人国立環境研究所 企画部広報室
メールマガジンに関するお問い合わせ: nieskoho@nies.go.jp
ホームページ: http://www.nies.go.jp/
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暑かった8月もまもなく終わろうとしています。この夏は、例年より多くの台風が日本に
上陸したり、各地で集中豪雨が頻発して、甚大な被害をもたらしました。最近の異常気象は
地球温暖化が原因なのかどうか、多くの研究者が研究を進めています。今回のメールマガジン
でも、猛暑と地球温暖化に関する最新の研究成果をご紹介しています。また、異常気象と温暖
化に関しての解説ページが地球環境研究センターのHPで公開されていますので、是非ご覧ください。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/news/2014/140404.html
季節の変わり目でもありますし、皆様、健康にはご留意ください。
それではNIESメールマガジン8月号をお届けいたします。 〈D.S〉
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【報道発表】
1) 近年の北半球中高緯度における猛暑発生頻度の増加要因を解明
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140728/20140728.html
2) メコン川の水産有用魚種の回遊生態解明:ダム開発による回遊魚への影響が
明らかに
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140807/20140807.html
3) アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(WGIA12)の結果について
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140808/20140808.html
【イベント情報】
1)静脈産業東南アジア市場参入促進に関するセミナーのご案内
http://www.nies.go.jp/event/2014/20140804/20140804.html
【刊行案内】
1)オンラインマガジン環環2014年7月号
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201407.html
2)地球環境研究センターニュース2014年8月号
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
【更新情報】
1)2013年のつくば大気質モニタリングデータを公開
http://www.nies.go.jp/aqrs/index.html
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【報道発表】
1)近年の北半球中高緯度における猛暑発生頻度の増加要因を解明
国立環境研究所の釜江陽一特別研究員らは、海洋の自然のゆらぎや人間活動の影響を
考慮した大気大循環モデルによる実験により、近年の猛暑発生頻度の変動要因を調査
しました。
その結果、近年のように海の表層の温暖化が緩やかな期間でも、亜熱帯から高緯度に
かけての広い範囲では、大気中の二酸化炭素濃度の上昇を始めとした人間活動の影響が、
猛暑の発生頻度を増加させていることがわかりました。また、特に近年の中緯度での猛暑
の頻発には、海洋の数十年周期のゆらぎの影響も重要であることがわかりました。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140728/20140728.html
2)メコン川の水産有用魚種の回遊生態解明:ダム開発による回遊魚への影響が
明らかに
国立環境研究所とウボンラチャタニ大学(タイ)は、メコン川に生息する代表的な
水産資源であるコイ科魚類Siamese mud carp(サイアミーズ・マッド・カープ)の回遊
生態を明らかにし、ダム開発が本種へ及ぼす影響を定量的に評価しました。
研究では、タイ、ラオス、カンボジアの3カ国のメコン川流域から採集した本種の
耳石に蓄積された様々な元素を化学分析し、主に3つのことを明らかにしました。
1)本種が地域ごとに特異的な回遊経路を持ち、群れを成して回遊すること
2)ダムで分断された支流において、すでにその回遊行動が著しく制限されていること
3)ラオスに計画されたドンサホンダムは本種の重要な回遊経路を分断し、メコンの
漁業生産に甚大な影響を及ぼす可能性のあること
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140807/20140807.html
3)アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(WGIA12)の結果について
環境省と国立環境研究所は、アジア地域諸国の温室効果ガスインベントリの
精度向上と、地域の協力関係の促進を目的とし、8月4日(月)~6日(水)に、
「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(12th Workshop on Greenhouse Gas Inventories in Asia(WGIA12)」を、
バンコク(タイ)において開催しました。
今次会合には、日本を含むメンバー国14カ国の政府関係者、研究者及び国際
機関(総計120名)が参加し、温室効果ガスインベントリの相互学習や、途上国が
本年末に提出する隔年更新報告書についての議論等を行い、参加国の「測定・
報告・検証(MRV)」の能力向上支援とネットワークの更なる強化を図りました。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140808/20140808.html
【イベント情報】
1)静脈産業東南アジア市場参入促進に関するセミナーのご案内
本セミナーでは、3年間の研究成果をベースにこれまでベトナム、タイ、
マレーシアで実施してきた現地調査および研究の中で収集した静脈産業に
焦点を当てた現地の法制度、商習慣、市場参入ルール、市場動向、現地企業や
競合企業等の東南アジアにおける静脈市場の動きなどをお伝えするほか、日本の
静脈産業輸出をサポートする助成金、借款制度などを持つ金融機関、援助機関
からもサポート制度についてご説明いただき、これまでの実績を踏まえた、事業化
へのヒントなどを教えていただきます。
開催日時:2014年9月11日(木)13:30~16:30
会 場:エコッツェリア 大会議室(新丸の内ビル10階)
参 加 費:無料
http://www.nies.go.jp/event/2014/20140804/20140804.html
【刊行案内】
1)オンラインマガジン環環2014年7月号
☆今月の特集
・「低炭素・省エネ高度排水処理技術の開発」
・「バイオマスエネルギーの利用」
・「ポリチューブ製の廃棄物メタン化装置をつくろう」
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201407.html
2)地球環境研究センターニュース2014年8月号
☆今月の特集
・熱帯泥炭生態系の炭素動態に関するフィールド研究
・京都議定書第一約束期間後の技術的な細部も少しずつ明らかに_
SB40温室効果ガスインベントリ関連の交渉概要報告
・地球環境モニタリングステーション落石岬20周年企画
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
【更新情報】
1)2013年のつくば大気質モニタリングデータを公開
当研究所の大気モニター棟では1978年の開設以来、大気成分の測定に関する
精度管理研究業務の一環として常時モニタリングを行っています。また、測定
結果をHP上に公開するほか、ご希望の方には更に詳しい情報を提供しています。
今回は2013年のモニタリングデータを公開しました。
http://www.nies.go.jp/aqrs/index.html
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簡単にわかりやすく説明し、「今が旬」な情報を提供しています。Facebook
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メールマガジン2014年8月号
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メールマガジンに関するお問い合わせ: nieskoho@nies.go.jp
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暑かった8月もまもなく終わろうとしています。この夏は、例年より多くの台風が日本に
上陸したり、各地で集中豪雨が頻発して、甚大な被害をもたらしました。最近の異常気象は
地球温暖化が原因なのかどうか、多くの研究者が研究を進めています。今回のメールマガジン
でも、猛暑と地球温暖化に関する最新の研究成果をご紹介しています。また、異常気象と温暖
化に関しての解説ページが地球環境研究センターのHPで公開されていますので、是非ご覧ください。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/news/2014/140404.html
季節の変わり目でもありますし、皆様、健康にはご留意ください。
それではNIESメールマガジン8月号をお届けいたします。 〈D.S〉
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【報道発表】
1) 近年の北半球中高緯度における猛暑発生頻度の増加要因を解明
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140728/20140728.html
2) メコン川の水産有用魚種の回遊生態解明:ダム開発による回遊魚への影響が
明らかに
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140807/20140807.html
3) アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(WGIA12)の結果について
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140808/20140808.html
【イベント情報】
1)静脈産業東南アジア市場参入促進に関するセミナーのご案内
http://www.nies.go.jp/event/2014/20140804/20140804.html
【刊行案内】
1)オンラインマガジン環環2014年7月号
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201407.html
2)地球環境研究センターニュース2014年8月号
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
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1)2013年のつくば大気質モニタリングデータを公開
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【報道発表】
1)近年の北半球中高緯度における猛暑発生頻度の増加要因を解明
国立環境研究所の釜江陽一特別研究員らは、海洋の自然のゆらぎや人間活動の影響を
考慮した大気大循環モデルによる実験により、近年の猛暑発生頻度の変動要因を調査
しました。
その結果、近年のように海の表層の温暖化が緩やかな期間でも、亜熱帯から高緯度に
かけての広い範囲では、大気中の二酸化炭素濃度の上昇を始めとした人間活動の影響が、
猛暑の発生頻度を増加させていることがわかりました。また、特に近年の中緯度での猛暑
の頻発には、海洋の数十年周期のゆらぎの影響も重要であることがわかりました。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140728/20140728.html
2)メコン川の水産有用魚種の回遊生態解明:ダム開発による回遊魚への影響が
明らかに
国立環境研究所とウボンラチャタニ大学(タイ)は、メコン川に生息する代表的な
水産資源であるコイ科魚類Siamese mud carp(サイアミーズ・マッド・カープ)の回遊
生態を明らかにし、ダム開発が本種へ及ぼす影響を定量的に評価しました。
研究では、タイ、ラオス、カンボジアの3カ国のメコン川流域から採集した本種の
耳石に蓄積された様々な元素を化学分析し、主に3つのことを明らかにしました。
1)本種が地域ごとに特異的な回遊経路を持ち、群れを成して回遊すること
2)ダムで分断された支流において、すでにその回遊行動が著しく制限されていること
3)ラオスに計画されたドンサホンダムは本種の重要な回遊経路を分断し、メコンの
漁業生産に甚大な影響を及ぼす可能性のあること
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140807/20140807.html
3)アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(WGIA12)の結果について
環境省と国立環境研究所は、アジア地域諸国の温室効果ガスインベントリの
精度向上と、地域の協力関係の促進を目的とし、8月4日(月)~6日(水)に、
「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第12回
会合(12th Workshop on Greenhouse Gas Inventories in Asia(WGIA12)」を、
バンコク(タイ)において開催しました。
今次会合には、日本を含むメンバー国14カ国の政府関係者、研究者及び国際
機関(総計120名)が参加し、温室効果ガスインベントリの相互学習や、途上国が
本年末に提出する隔年更新報告書についての議論等を行い、参加国の「測定・
報告・検証(MRV)」の能力向上支援とネットワークの更なる強化を図りました。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20140808/20140808.html
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1)静脈産業東南アジア市場参入促進に関するセミナーのご案内
本セミナーでは、3年間の研究成果をベースにこれまでベトナム、タイ、
マレーシアで実施してきた現地調査および研究の中で収集した静脈産業に
焦点を当てた現地の法制度、商習慣、市場参入ルール、市場動向、現地企業や
競合企業等の東南アジアにおける静脈市場の動きなどをお伝えするほか、日本の
静脈産業輸出をサポートする助成金、借款制度などを持つ金融機関、援助機関
からもサポート制度についてご説明いただき、これまでの実績を踏まえた、事業化
へのヒントなどを教えていただきます。
開催日時:2014年9月11日(木)13:30~16:30
会 場:エコッツェリア 大会議室(新丸の内ビル10階)
参 加 費:無料
http://www.nies.go.jp/event/2014/20140804/20140804.html
【刊行案内】
1)オンラインマガジン環環2014年7月号
☆今月の特集
・「低炭素・省エネ高度排水処理技術の開発」
・「バイオマスエネルギーの利用」
・「ポリチューブ製の廃棄物メタン化装置をつくろう」
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201407.html
2)地球環境研究センターニュース2014年8月号
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・京都議定書第一約束期間後の技術的な細部も少しずつ明らかに_
SB40温室効果ガスインベントリ関連の交渉概要報告
・地球環境モニタリングステーション落石岬20周年企画
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
【更新情報】
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当研究所の大気モニター棟では1978年の開設以来、大気成分の測定に関する
精度管理研究業務の一環として常時モニタリングを行っています。また、測定
結果をHP上に公開するほか、ご希望の方には更に詳しい情報を提供しています。
今回は2013年のモニタリングデータを公開しました。
http://www.nies.go.jp/aqrs/index.html
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