独立行政法人国立環境研究所メールマガジン 2013年2月号
2013/02/27 (Wed) 12:00
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独立行政法人国立環境研究所 メールマガジン
国環研の最新情報をお届けします
2013年2月号
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※ 今号では、2013/1/23以降の新着情報を掲載しています。
■目次■
□[記者発表]
1) 研究成果「雌になるためには遺伝的に雌の脳であることが必要」
~脳を雄に替えた雌では性周期を維持できない~ -脳の性差解明
に新しい手がかり-
2) 国立環境研究所研究プロジェクト報告の公表について
3) 日本国内での最近のPM2.5高濃度発生について
□[刊行案内]
4) 地球環境研究センターニュース1月号について
5)「環境儀」 第47号の刊行について
6) オンラインマガジン環環2月号について
□[イベント情報]
7) 春・夏の研究所一般公開について
8) 環境月間における公開シンポジウムについて
□[その他]
9) 平成25年度国立環境研究所スーパーコンピュータシステム利用研究の
募集について
10) 物質管理方策のデータベースが公開されました
□[編集後記]
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□[記者発表]
1) 研究成果「雌になるためには遺伝的に雌の脳であることが必要」 ~脳を雄に替えた
雌では性周期を維持できない~ -脳の性差解明に新しい手がかり- (2013.1.23)
雄と雌で異なる性質の多くは、精巣から分泌される男性ホルモンと卵巣から分泌される
女性ホルモンの作用の違いに起因すると考えられてきました。ところが今回、遺伝的に
雄の脳をもった雌鶏では性成熟が遅れて性周期が乱れることがわかりました。この結果
により脳の性差解明に新しい道筋を開きました。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130123/20130123.html
2) 国立環境研究所研究プロジェクト報告の公表について (2013.2.6)
国立環境研究所は、今般、研究プロジェクトの成果として以下の3つの報告書を刊行
しましたのでお知らせします。
SR-100-2012 資源作物由来液状廃棄物のコベネフィット型処理システムの開発
(特別研究):珠坪一晃
SR-101-2012 二次生成有機エアロゾルの環境動態と毒性に関する研究
(特別研究):高見昭憲
SR-102-2012 胚様体を用いた発生分化毒性学に特化したマトリックスの開発
(特別研究):曽根秀子
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130206/20130206.html
3) 日本国内での最近のPM2.5高濃度発生について (2013.2.21)
国立環境研究所は、2013年1月から2月初めにかけて日本各地において観測されたPM2.5
の高濃度現象を、現時点で入手可能な観測データとシミュレーションモデルをもとに調べ
ました。その結果、観測とシミュレーションモデルの結果を総合すると越境大気汚染が
影響していた可能性が高いこと、大都市圏では越境汚染と都市汚染が重合して濃度が上昇
した可能性があること等がわかりました。
本発表は、PM2.5濃度の概況、越境汚染による影響について速報し、現時点での国立環境
研究所としての知見を提供しようとするものです。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130221/20130221.html
□[刊行案内]
4) 地球環境研究センターニュース1月号について (2013.1.31)
「地球環境研究センターニュース」とは、地球環境研究センターが発行する情報誌で、
地球環境研究センターでの研究紹介や活動報告などを掲載しています。毎月1回発行。
☆ 今月号の特集
・ 2013年以降の対策・施策に関する報告書 [2] 「まっとう」になった温暖化防止
シナリオ:福島原発事故からの再出発
・ 地球環境モニタリングステーション波照間20周年 [4] 波照間島と石垣島で記念
イベントを開催しました
・ 地球環境モニタリングステーション波照間20周年 [5] 地球環境モニタリング
ステーション波照間 沿革
・ 地球環境モニタリングステーション波照間20周年 [6] 波照間モニタリング
ステーションの今後の展開 -100年後の記憶のために-
・ 宇宙から見る地球の息吹 -人工衛星「いぶき」の観測データに基づく全球CO2
吸収排出量の推定-
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
5) 国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」 第47号
「化学物質の形から毒性を予測する -計算科学によるアプローチ」の刊行について
(2013.2.8)
国立環境研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第47号
「化学物質の形から毒性を予測する-計算化学によるアプローチ」が刊行されました。
第47号では以下の内容を紹介しています。
1.(1)研究担当者へのインタビュー
白石 寛明(しらいし ひろあき)環境リスク研究センター・センター長
古濱 彩子(ふるはま あやこ) 同 環境リスク研究推進室研究員
2.(2)研究成果のサマリー及び国内外の研究の動向の紹介
・『化学物質の生態毒性を理論的に予測する』
・『化学物質の2020年目標の達成に向けた世界の挑戦
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130208/20130208.html
6) オンラインマガジン環環2月号について (2013.2.20)
「オンラインマガジン環環」とは、資源循環・廃棄物研究センターが発行するオンライン
マガジンで、資源循環・廃棄物研究に関する高校生も楽しめる情報誌です。毎月1回発行。
☆ 今月号の特集
・(循環・廃棄物の基礎講座) 神保 有亮 「人工湿地による排水処理」
・(循環・廃棄物の豆知識) 佐野 彰 「“おでい”ってなあに?~排水処理を
取り巻く汚泥~」
・(けんきゅうの現場から) 蛯江 美孝 「温室効果ガス排出量の計算精度向上に
向けた取り組み」
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201302.html
□[イベント情報]
7) 春・夏の研究所一般公開について
独立行政法人国立環境研究所では、毎年4月と7月に一般の方に研究所内を公開する
「一般公開」を実施しています。一般公開では国立環境研究所の研究内容や環境問題に
関心を持ってもらうための様々なイベントを用意しています。どなたでも参加可能です。
今の時点で詳細は未定ですが、詳細が決まりましたらご報告致します。皆様のご参加を
お待ちしております。
☆ 過去(平成24年度)の情報はこちら
(春の環境講座)
ご案内 → http://www.nies.go.jp/event/kagaku/2012/index.html
開催報告 → http://www.nies.go.jp/event/kagaku/2012/hokoku.html
(夏の大公開)
ご案内 → http://www.nies.go.jp/event/kokai/2012/index.html
開催報告 → http://www.nies.go.jp/event/kokai/2012hokoku/index.html
8) 環境月間における公開シンポジウムについて
独立行政法人国立環境研究所では、毎年環境月間である6月に東京と京都の2箇所で
公開シンポジウムを開催しています。公開シンポジウムでは、国立環境研究所で取り組んで
いる環境研究の最新成果を報告するため、講演会とポスターセッションを実施しています。
どなたでも参加可能です。
今の時点で詳細は未定ですが、詳細が決まりましたらご報告致します。皆様のご参加を
お待ちしております。
☆ 過去(平成24年度)の情報はこちら
開催のお知らせ → http://www.nies.go.jp/sympo/2012/index.html
開催報告 → http://www.nies.go.jp/sympo/20120629/index.html
□[その他]
9) 平成25年度国立環境研究所スーパーコンピュータシステム利用研究の募集について
(2013.1.29)
国立環境研究所スーパーコンピュータシステムは、地球環境研究をはじめとする各分野
の環境研究を推進するために設置され、環境研究として重要性が高いすぐれた研究課題で
あり、国立環境研究所として支援することに意義があると認められるものについて、研究
計画を審査した上で利用を承認しております。
今般、平成25年度の利用研究課題を募集いたします。
なお、本研究には、当研究所職員のほかに、当研究所職員と共同で研究を行う所外の方
も参画並びに応募することができます
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/cger-supercom/cger-supercom.html
10) 物質管理方策のデータベースが公開されました (2013.2.1)
物質管理方策データベースは、44の法律等から物質の取り扱いに関する829の条文を抽出
し、それらの条文でどのような管理方策が適用・規定されているかをデータベース化した
ものです。ここでは、物質の基本管理方策を7つに分類して整理しています。
http://www.nies.go.jp/ssm/index.html
□[編集後記]
ついこの前に新年が明けたと思ったら、早くも2月が終わろうとしています。月日の経つ
のは本当に早いですね。風邪をひきやすい時期でもありますので、体調にはくれぐれも
お気をつけください。
最近、テレビや新聞で大気汚染物質のPM2.5に関するニュース・記事をよく見かけます。
国立環境研究所でも、PM2.5について2月21日に独自に記者会見を開き見解を発表しました。
会見では多くのマスコミが駆けつけ、その後、各社で大きく報道されました。ホームページ
でも「記者発表」の欄に発表内容を掲載しています(上記の3)参照)のでご覧いただければ
幸いです。
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