国立研究開発法人国立環境研究所メールマガジン10月号
2017/10/04 (Wed) 18:41
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メールマガジン2017年10月号
発行:国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
メールマガジンに関するお問い合わせ: kouhou0@nies.go.jp
ホームページ: http://www.nies.go.jp/
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国立環境研究所が昨年設置した社会対話・協働推進オフィスでは、これまで
サイエンス・カフェ等の対話形式イベントの取り組みを進めてきましたが、9月
から新たに公式Twitter(@taiwa_kankyo)とFacebook(@taiwa.kankyo)の運用を開
始しました。国立環境研究所の研究内容や環境問題そのものについての他、研究
者がテレビ番組に出演する際の事前告知や、テレビや新聞で語りきれなかったこ
とを取り上げますので、環境問題にご興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.nies.go.jp/taiwa/
それではNIESメールマガジン2017年10月号をお届けいたします。 〈R. T〉
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -CONTENTS- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【受賞】
1) 佐治 光 上級主席研究員が大気環境学会学術賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2017/20171004/20171004-1.html
2) 鈴木 重勝 特別研究員らが環境微生物系学会合同大会2017優秀ポスター賞を
受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2017/20170928/20170928-1.html
【報道発表】
1) 北極に運ばれるブラックカーボンはどこからくる? ~地上ではロシアから、
上空ではアジアからが多いことが判明~(お知らせ)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20170925/20170925.html
【刊行案内】
1) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン「環環2017年
9月号」が発行されました
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201709.html
2)「地球環境研究センターニュース2017年9月号」が発行されました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
3)「『特集 マルチスケール温室効果ガス観測』国立環境研究所ニュース36巻3号」
を発行しました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
【更新情報】
1) 国立環境研究所「対話オフィス」の公式TwitterとFacebookページを開設しました
http://www.nies.go.jp/taiwa/
2)「『パリ協定の実現に向けて 世界の進路・日本の進路』推進費2-1702国民対話シ
ンポジウム」を開催します。ドイツ、アメリカ、インドネシアからの専門家とともに、
様々な視点からパリ協定実現へ向けた意見交換をします。
http://www-iam.nies.go.jp/aim/event_meeting/notice/171003/171003_event_j.html
3)環境展望台・環境技術解説「土壌・地下水汚染対策」を改訂しました
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=52
4) 環境展望台・環境技術解説「電力貯蔵技術」を改訂しました
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=100
5)社会環境システム研究センタースタッフインタビューvol.7前編「AIM(アジア太平洋統
合評価モデル)」研究のいま/後編「統合研究プログラムの「統合」って?」(増井
室長)を公開しました
http://www.nies.go.jp/social/intreview.html
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【報道発表】
1) 北極に運ばれるブラックカーボンはどこからくる? ~地上ではロシアから、
上空ではアジアからが多いことが判明~(お知らせ)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20170925/20170925.html
国立研究開発法人国立環境研究所の池田恒平特別研究員と谷本浩志室長ら
は、国立研究開発法人海洋研究開発機構と共同で、北極圏の気候や環境への
影響が懸念されるブラックカーボン(以下、「BC」という。)粒子について、
独自に開発した「タグ付き全球化学輸送モデル」を用いて、アジア、北米、
欧州、ロシアなど主要な汚染地域からの寄与率を明らかにしました。北極圏
のBCは、地表面ではロシアの人為起源が62%と最大の寄与を占めました。北極
圏で沈着するBCに対してもロシアの人為起源が35%を占め、最大でした。一方、
東アジアの人為起源BCは中部対流圏に運ばれるため、北極圏では地表ではなく
高度5 kmで最大の寄与となり41%を占めました。東アジアは、中部・上部対流
圏のBCに対して最も重要な発生源であることが初めて明らかになりました。
これらの知見はBCが北極圏の温暖化に及ぼす影響の理解を進め、日本もオブ
ザーバーを務める北極評議会など国際的な対策に貢献します。
本研究成果は、欧州地球科学連合(EGU)の学術誌「Atmospheric Chemistry
and Physics」に2017年9月8日付で掲載されました。
【刊行案内】
1) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン「環環2017年
9月号」が発行されました
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201709.html
・上島雅人:循環・廃棄物のけんきゅう「土の汚染起源をミクロの視点から明らか
にする」
・川畑隆常:けんきゅうの現場から「災害が起きる前にできる災害ごみ対策
(D.Waste-Netによる人材育成支援)」
・大塚康治:活動レポート「資源循環・廃棄物研究センター2017年 夏の一般公開」
2)「地球環境研究センターニュース2017年9月号」が発行されました
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
・REPORT:横畠徳太ほか「永久凍土は地球温暖化で解けているのか?アラスカ
調査レポート」
・REPORT:伊藤洋「アジアからの排出の網羅に向けて「第15回アジアにおける
温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ(WGIA15)の報告」」
・REPORT:広兼克憲「恒例:国立環境研究所夏の大公開は史上最高入場者数
を更新しました-地球環境研究センター総動員、夏のお・も・て・な・しのメニュ
ー紹介-」
・REPORT:亀山康子「より具体的なゼロ排出戦略に向けて-報告:来場者参加
型パネルディスカッション「世界はパリ協定の目標に真摯に立ち向かっている
か?」」
3)「『特集 マルチスケール温室効果ガス観測』国立環境研究所ニュース36巻3号」
を発行しました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
環境問題に立法・行政・研究面でたずさわる方々および環境問題に関心を持つ
一般の方々に、国立環境研究所の活動と研究成果に関する情報を提供します。
・向井人史:温室効果ガス排出量の削減の進捗を評価する-グローバルとローカ
ル-
・町田敏暢:マルチスケールGHG変動評価システム構築と緩和策評価に関する
研究
・寺本宗正:地球温暖化で土壌から放出される二酸化炭素の量がどれほど増え
るのか
・伊東昭彦:グローバルなメタン収支
・寺尾有希夫:アジア域編への温室効果ガス観測の展開 ~北インド編~
・セミナー分科会事務局:国立研究開発法人国立環境研究所公開シンポジウム
2017「私たちの安心・安全な環境づくりとは―持続可能性とその課題―」
・一般公開分科会事務局:「夏の大公開」2017開催報告
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始しました。国立環境研究所の研究内容や環境問題そのものについての他、研究
者がテレビ番組に出演する際の事前告知や、テレビや新聞で語りきれなかったこ
とを取り上げますので、環境問題にご興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.nies.go.jp/taiwa/
それではNIESメールマガジン2017年10月号をお届けいたします。 〈R. T〉
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【受賞】
1) 佐治 光 上級主席研究員が大気環境学会学術賞を受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2017/20171004/20171004-1.html
2) 鈴木 重勝 特別研究員らが環境微生物系学会合同大会2017優秀ポスター賞を
受賞
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2017/20170928/20170928-1.html
【報道発表】
1) 北極に運ばれるブラックカーボンはどこからくる? ~地上ではロシアから、
上空ではアジアからが多いことが判明~(お知らせ)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20170925/20170925.html
【刊行案内】
1) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン「環環2017年
9月号」が発行されました
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201709.html
2)「地球環境研究センターニュース2017年9月号」が発行されました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
3)「『特集 マルチスケール温室効果ガス観測』国立環境研究所ニュース36巻3号」
を発行しました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
【更新情報】
1) 国立環境研究所「対話オフィス」の公式TwitterとFacebookページを開設しました
http://www.nies.go.jp/taiwa/
2)「『パリ協定の実現に向けて 世界の進路・日本の進路』推進費2-1702国民対話シ
ンポジウム」を開催します。ドイツ、アメリカ、インドネシアからの専門家とともに、
様々な視点からパリ協定実現へ向けた意見交換をします。
http://www-iam.nies.go.jp/aim/event_meeting/notice/171003/171003_event_j.html
3)環境展望台・環境技術解説「土壌・地下水汚染対策」を改訂しました
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=52
4) 環境展望台・環境技術解説「電力貯蔵技術」を改訂しました
http://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=100
5)社会環境システム研究センタースタッフインタビューvol.7前編「AIM(アジア太平洋統
合評価モデル)」研究のいま/後編「統合研究プログラムの「統合」って?」(増井
室長)を公開しました
http://www.nies.go.jp/social/intreview.html
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【報道発表】
1) 北極に運ばれるブラックカーボンはどこからくる? ~地上ではロシアから、
上空ではアジアからが多いことが判明~(お知らせ)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/20170925/20170925.html
国立研究開発法人国立環境研究所の池田恒平特別研究員と谷本浩志室長ら
は、国立研究開発法人海洋研究開発機構と共同で、北極圏の気候や環境への
影響が懸念されるブラックカーボン(以下、「BC」という。)粒子について、
独自に開発した「タグ付き全球化学輸送モデル」を用いて、アジア、北米、
欧州、ロシアなど主要な汚染地域からの寄与率を明らかにしました。北極圏
のBCは、地表面ではロシアの人為起源が62%と最大の寄与を占めました。北極
圏で沈着するBCに対してもロシアの人為起源が35%を占め、最大でした。一方、
東アジアの人為起源BCは中部対流圏に運ばれるため、北極圏では地表ではなく
高度5 kmで最大の寄与となり41%を占めました。東アジアは、中部・上部対流
圏のBCに対して最も重要な発生源であることが初めて明らかになりました。
これらの知見はBCが北極圏の温暖化に及ぼす影響の理解を進め、日本もオブ
ザーバーを務める北極評議会など国際的な対策に貢献します。
本研究成果は、欧州地球科学連合(EGU)の学術誌「Atmospheric Chemistry
and Physics」に2017年9月8日付で掲載されました。
【刊行案内】
1) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン「環環2017年
9月号」が発行されました
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201709.html
・上島雅人:循環・廃棄物のけんきゅう「土の汚染起源をミクロの視点から明らか
にする」
・川畑隆常:けんきゅうの現場から「災害が起きる前にできる災害ごみ対策
(D.Waste-Netによる人材育成支援)」
・大塚康治:活動レポート「資源循環・廃棄物研究センター2017年 夏の一般公開」
2)「地球環境研究センターニュース2017年9月号」が発行されました
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
・REPORT:横畠徳太ほか「永久凍土は地球温暖化で解けているのか?アラスカ
調査レポート」
・REPORT:伊藤洋「アジアからの排出の網羅に向けて「第15回アジアにおける
温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ(WGIA15)の報告」」
・REPORT:広兼克憲「恒例:国立環境研究所夏の大公開は史上最高入場者数
を更新しました-地球環境研究センター総動員、夏のお・も・て・な・しのメニュ
ー紹介-」
・REPORT:亀山康子「より具体的なゼロ排出戦略に向けて-報告:来場者参加
型パネルディスカッション「世界はパリ協定の目標に真摯に立ち向かっている
か?」」
3)「『特集 マルチスケール温室効果ガス観測』国立環境研究所ニュース36巻3号」
を発行しました
https://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
環境問題に立法・行政・研究面でたずさわる方々および環境問題に関心を持つ
一般の方々に、国立環境研究所の活動と研究成果に関する情報を提供します。
・向井人史:温室効果ガス排出量の削減の進捗を評価する-グローバルとローカ
ル-
・町田敏暢:マルチスケールGHG変動評価システム構築と緩和策評価に関する
研究
・寺本宗正:地球温暖化で土壌から放出される二酸化炭素の量がどれほど増え
るのか
・伊東昭彦:グローバルなメタン収支
・寺尾有希夫:アジア域編への温室効果ガス観測の展開 ~北インド編~
・セミナー分科会事務局:国立研究開発法人国立環境研究所公開シンポジウム
2017「私たちの安心・安全な環境づくりとは―持続可能性とその課題―」
・一般公開分科会事務局:「夏の大公開」2017開催報告
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