国立環境研究所メールマガジン1月号
2019/01/09 (Wed) 12:00
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メールマガジン2019年1月号
発行:国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
メールマガジンに関するお問い合わせ: kouhou0@nies.go.jp
ホームページ: http://www.nies.go.jp/
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新年を迎え肌寒い日々が続くなか、国立環境研究所構内ではモクレン、フジ、ツツジ
などの花々が、この寒い季節に冬芽(とうが)を作り、春の訪れを待ち望んでいます。
さて、2018年12月2日~15日にポーランドにある炭鉱の街カトヴィツェで、国連気候
変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)が開催されました。
今回のCOP24の結果を大きくまとめると以下の3つになります。
(1)パリ協定を実施するために必要な細則(実施方針)が決まり、2020年以降、パリ
協定の下で各国が気候変動に対処していくことになりました。
(2)2℃あるいは1.5℃目標を目指すのであれば、2030年近辺の排出量目標をより厳し
いものに修正していくこととする決意が必要でしたが、そのような合意には至りません
でした。
(3)COP21決定を踏まえ、2025年に向けた途上国への資金的支援の総額目標に関する交
渉を2020年から始めることになりました。
200カ国を超える国々が100ページを超える詳細な実施方針に(一部を除き)合意でき
たことで、無事パリ協定は2020年から動き出せることになりました。
COP24についてさらに詳しく知りたい方は、「COP24(気候変動枠組条約第24回締約国
会議)では何が決まった?」(http://www.nies.go.jp/social/topics_cop24.html)を
ご覧ください。
それではNIESメールマガジン2019年1月号をお届けいたします。
本年も国立環境研究所をどうぞよろしくお願いいたします。〈H.K〉
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -CONTENTS- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【受賞】
1) 北野裕子特別研究員・山野博哉センター長らがDNA多型学会若手研究賞を受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181207-1.html
受賞者氏名: 北野 裕子・山野 博哉(生物・生態系環境研究センター)
賞の名称: DNA多型学会若手研究賞
授賞機関: 日本DNA多型学会
受賞年月日: 2018年12月07日
受賞対象: 温暖化で北上・分布している日本の温帯サンゴ域は造礁サンゴの避難所と
なりえるのか?,日本DNA多型学会 第27回学術集会, 同予稿集, 74, 2018
2) 小林拓朗主任研究員,倉持 秀敏室長らがBest poster presentation awardを受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181030-1.html
受賞者氏名: 小林 拓朗主任研究員・倉持 秀敏室長(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称: Best poster presentation award
授賞機関: ICWRS&ICAFEE
受賞年月日: 2018年10月30日
受賞対象: Aggregation of immobilized enzyme during transesterification of
triolein and methanol, and the effect of two types of aggregates on reaction
yield,3rd International Conference on Alternative Fuels, Energy and Environment
(ICAFEE), Abstracts, 2018
3) 環境大臣から平成30年度大規模自然災害等の被災地域支援活動に対し表彰状を授与
されました
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181219_1.html
受賞機関: 国立環境研究所
賞の名称: 環境大臣表彰
授賞機関: 環境省
受賞年月日: 2018年12月19日
受賞対象: 平成30年度大規模自然災害等の被災地域支援活動に対する災害対応支援
4) 吉田 誠特別研究員が優秀発表賞を受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181105.-1.html
受賞者氏名: 吉田 誠(生物・生態系環境研究センター)
賞の名称: 優秀発表賞
授賞機関: 第17回世界湖沼会議
受賞年月日: 2018年10月22日
受賞対象: 外来魚チャネルキャットフィッシュは流れに応じて遊泳方法と浮力を調節
する,第17回世界湖沼会議, 同予稿集, 204, 2018
【報道発表】
1) 国立環境研究所気候変動適応センターの設立について
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181122-3/20181122-3.html
国立環境研究所は、気候変動適応法(平成30年法律第50号)の施行に合わせ、平成30年
12月1日に、気候変動適応に関する業務や研究を実施するための拠点として、気候変動
適応センターを設立しますのでお知らせいたします。
2) 気候変動適応法施行記念国際シンポジウムの開催について【終了しました】
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181105/20181105.html
気候変動の影響はすでに顕在化しており、今後その影響が増大することが予測されて
います。このため、その影響を回避・軽減する適応策の取組が一層求められています。
こうしたなか、平成30年12月1日に「気候変動適応法」が施行される運びとなりました。
これを受け、環境省と国立環境研究所の共催で気候変動適応法施行記念国際シンポジウ
ム「地域は気候変動にどう備えるか?」を開催することとなりましたのでお知らせいたし
ます。
本シンポジウムが気候変動への影響とその適応に関する理解を深め、地域での取組促
進の一助になれば幸いです。
3) 地球温暖化による穀物生産被害は過去30年間で平均すると世界全体で年間424億ドルと推定
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181211/20181211.html
農研機構は、国立環境研究所および気象庁気象研究所と共同で、地球温暖化が主要穀物の
過去30年間(1981-2010年)の平均収量に与えた影響を、世界全体について評価しました。
なお、収量は単位面積あたり生産量です。その結果、温暖化によりトウモロコシ、コムギ、
ダイズの世界平均収量がそれぞれ4.1%、1.8%、4.5%低下したと推定されました。金額
換算ではトウモロコシ223億ドル、コムギ136億ドル、ダイズ65億ドルと推計され、近年の
温暖化による被害額は合計で年間424億ドルに上ると見積もられました。本成果から、世界
平均収量で見ると、既に温暖化による穀物生産被害が生じており、温暖化への適応策の開発
・普及が緊急に必要であることが示唆されました。
4) 地球温暖化による穀物生産被害は過去30年間で平均すると世界全体で年間424億ドルと
推定(資料修正)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181217/20181217.html
平成30年12月11日の14時00分に記者レク、15時00分に資料配付を行いました
標記の記者発表について、下記の点に間違いがありましたので、修正をお願いいたします。
3ページ目 「研究の内容・意義」の2
誤)低下割合はそれぞれトウモロコシ4.1%、コメとコムギ1.8%、ダイズ4.5%であると推定
されました
↓
正) 低下割合はそれぞれトウモロコシ4.1%、コムギ1.8%、ダイズ4.5%であると推定され
ました
5) 第4回NIES国際フォーラム / 4th International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催について(お知らせ)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181214/20181214.html
国立環境研究所(以下「NIES」という。)と日越大学(以下「VJU」という。)は、東京大学国
際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構、アジア工科大学院アジア太平洋地域資源セ
ンターとの共催により、2019年1月23日から24日まで、ハノイ市内にてアジアにおける環境保全
と持続可能な発展を主題とした国際フォーラムを開催いたします。
本フォーラムでは、日越大学古田元夫学長による基調講演のほか、アジアにおいて重要な課
題とされている以下の4分野において、日本、ベトナム及びその他のアジア各国の専門家による
研究成果の報告及び全体討論を行い、アジア地域の環境問題の解決と持続可能な未来のために
今後進むべき方向について議論します。
(1)洪水リスクと廃棄物管理:「研究から実践へ」-アジアの都市における洪水リスクの低減に
向けた廃棄物管理の研究にかかる多分野アプローチ
(2)メコン河流域:メコン河流域の環境変化と新たな適応戦略
(3)環境と健康:アジア諸国の環境研究を通じた公衆衛生の改善
(4)アジアの持続可能な発展:気候変動適応・緩和とSDGs
6) 中国大気汚染悪化にも関わらず、日本の大気質が改善していた~気候的要因による2008年
以降の越境汚染減少が原因~
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181221/20181221.html
国立環境研究所の岡本祥子特別研究員、廣田渚郎特別研究員、谷本浩志室長らは、1990年代から
急激な増加傾向が続いていた日本周辺の春季対流圏オゾン濃度が、2010年前後に続いたラニーニャ
的気候パターンによって減少していたことを明らかにしました。気候パターンの変化が、中国か
らのオゾン前駆体排出量増加の効果を打ち消すほどの大きな影響力を持っていることが初めて示
されたことで、大気汚染が問題となっている東アジアにおいても、今後の予測や対策を立てる上
で、排出量変動だけでなく気候変動も考慮することが重要であることが明らかになりました。
本研究の成果は、アメリカ地球物理学連合(AGU)の学術誌「Journal of Geophysical Research:
Atmospheres」に2018年11月4日付で掲載されました。
7) 国立環境研究所出前講座・三島町町民講座「森林資源を活用した再生可能エネルギーへ
の挑戦」の開催について(お知らせ)【終了しました】
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181214-2/20181214-2.html
福島県三島町と国立環境研究所は、昨年夏に連携・協力に関する基本協定を締結し、このたび、
協力して国立環境研究所出前講座・三島町町民講座「森林資源を活用した再生可能エネルギーへの
挑戦」を開催することとなりました。本出前講座では、三島町における環境創生に係る研究を中心
に紹介するとともに、会場とのトークセッションを通じて、森林資源と再生可能エネルギーの活用
についての意見交換を行いたいと考えています。
国立環境研究所では、三島町及び奥会津地域において地域エネルギーや森林資源の利活用など
に着目した研究を進めていますが、これを機に同地域の振興にも寄与する研究を更に推進していく
予定です。
8) 「人口分布と環境-コンパクトなまちづくり-」国立環境研究所「環境儀」第71号の刊行について(お知らせ)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181227/20181227.html
国立研究開発法人国立環境研究所(以下、『国立環境研究所』という。)は、研究成果等をわかり
やすく伝える研究情報誌「環境儀」の最新号、「人口分布と環境-コンパクトなまちづくり-」を刊行
します。
国立環境研究所では、地域内人口分布の変化の動向を分析して、将来想定される人口分布シナリ
オを構築しました。それらを環境負荷や環境影響の観点から評価することで、まちづくりに役立て
ています。本号では、人々が近くに集まって住むことで乗用車の二酸化炭素排出量を10%程度削減
できることなど、定量的に試算した研究成果を紹介します。
【刊行案内】
1) NIESレターふくしま12月号が発行されました。
http://www.nies.go.jp/fukushima/pub-magazine.html
2) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2018年12月号「オー
ストラリア・シドニー大学ISA滞在記その2」が公開されました。
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201812.html
3) 地球環境研究センターニュース2019年1月号「計算で挑む環境研究?シミュレーションが広げ
る可能性 [3] 気候予測シミュレーションにおけるモデル間相互比較の役割」発行
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
4) 「特集 自然共生社会の実現をめざして いま私たちが取り組んでいること」 国立環境研
究所ニュース37巻5号を掲載しました
http://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
【イベント案内】
1) 帯広市で国立環境研究所地球環境セミナー「変貌する十勝の気候と地球温暖化」を開催します
http://www.cger.nies.go.jp/ja/news/2018/181225.html
【その他】
1) CGERリポート「National Greenhouse Gas Inventory Report of JAPAN, 2018」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i139/ja/
2) CGERリポート「日本国温室効果ガスインベントリ報告書2018年」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i140/
3) ゲノムデータベースを公開しました
http://www.nies.go.jp/genome/index.html
4) 社会センターTOPICS「気候変動対策と食料安全保障:両立に向けた対策とは?」を公開し
ました。
http://www.nies.go.jp/social/topics_foodsecurity.html
5) 環境研究総合推進費 戦略的研究開発課題S-17「災害・事故に起因する化学物質リスクの
評価・管理手法の体系的構築に関する研究」のホームページを公開しました
http://www.nies.go.jp/res_project/s17/index.html
6) CGERリポート「Proceedings of the 16th Workshop on Greenhouse Gas Inventories in
Asia (WGIA16) -Capacity Building for Measurement, Reporting and Verification- 10th
–13th July 2018, New Delhi, India」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i142/ja/
7) 社会センターTOPICS「COP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)では何が決まった?」
を公開しました
http://www.nies.go.jp/social/topics_cop24.html
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新年を迎え肌寒い日々が続くなか、国立環境研究所構内ではモクレン、フジ、ツツジ
などの花々が、この寒い季節に冬芽(とうが)を作り、春の訪れを待ち望んでいます。
さて、2018年12月2日~15日にポーランドにある炭鉱の街カトヴィツェで、国連気候
変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)が開催されました。
今回のCOP24の結果を大きくまとめると以下の3つになります。
(1)パリ協定を実施するために必要な細則(実施方針)が決まり、2020年以降、パリ
協定の下で各国が気候変動に対処していくことになりました。
(2)2℃あるいは1.5℃目標を目指すのであれば、2030年近辺の排出量目標をより厳し
いものに修正していくこととする決意が必要でしたが、そのような合意には至りません
でした。
(3)COP21決定を踏まえ、2025年に向けた途上国への資金的支援の総額目標に関する交
渉を2020年から始めることになりました。
200カ国を超える国々が100ページを超える詳細な実施方針に(一部を除き)合意でき
たことで、無事パリ協定は2020年から動き出せることになりました。
COP24についてさらに詳しく知りたい方は、「COP24(気候変動枠組条約第24回締約国
会議)では何が決まった?」(http://www.nies.go.jp/social/topics_cop24.html)を
ご覧ください。
それではNIESメールマガジン2019年1月号をお届けいたします。
本年も国立環境研究所をどうぞよろしくお願いいたします。〈H.K〉
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【受賞】
1) 北野裕子特別研究員・山野博哉センター長らがDNA多型学会若手研究賞を受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181207-1.html
受賞者氏名: 北野 裕子・山野 博哉(生物・生態系環境研究センター)
賞の名称: DNA多型学会若手研究賞
授賞機関: 日本DNA多型学会
受賞年月日: 2018年12月07日
受賞対象: 温暖化で北上・分布している日本の温帯サンゴ域は造礁サンゴの避難所と
なりえるのか?,日本DNA多型学会 第27回学術集会, 同予稿集, 74, 2018
2) 小林拓朗主任研究員,倉持 秀敏室長らがBest poster presentation awardを受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181030-1.html
受賞者氏名: 小林 拓朗主任研究員・倉持 秀敏室長(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称: Best poster presentation award
授賞機関: ICWRS&ICAFEE
受賞年月日: 2018年10月30日
受賞対象: Aggregation of immobilized enzyme during transesterification of
triolein and methanol, and the effect of two types of aggregates on reaction
yield,3rd International Conference on Alternative Fuels, Energy and Environment
(ICAFEE), Abstracts, 2018
3) 環境大臣から平成30年度大規模自然災害等の被災地域支援活動に対し表彰状を授与
されました
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181219_1.html
受賞機関: 国立環境研究所
賞の名称: 環境大臣表彰
授賞機関: 環境省
受賞年月日: 2018年12月19日
受賞対象: 平成30年度大規模自然災害等の被災地域支援活動に対する災害対応支援
4) 吉田 誠特別研究員が優秀発表賞を受賞
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2018/20181105.-1.html
受賞者氏名: 吉田 誠(生物・生態系環境研究センター)
賞の名称: 優秀発表賞
授賞機関: 第17回世界湖沼会議
受賞年月日: 2018年10月22日
受賞対象: 外来魚チャネルキャットフィッシュは流れに応じて遊泳方法と浮力を調節
する,第17回世界湖沼会議, 同予稿集, 204, 2018
【報道発表】
1) 国立環境研究所気候変動適応センターの設立について
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181122-3/20181122-3.html
国立環境研究所は、気候変動適応法(平成30年法律第50号)の施行に合わせ、平成30年
12月1日に、気候変動適応に関する業務や研究を実施するための拠点として、気候変動
適応センターを設立しますのでお知らせいたします。
2) 気候変動適応法施行記念国際シンポジウムの開催について【終了しました】
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181105/20181105.html
気候変動の影響はすでに顕在化しており、今後その影響が増大することが予測されて
います。このため、その影響を回避・軽減する適応策の取組が一層求められています。
こうしたなか、平成30年12月1日に「気候変動適応法」が施行される運びとなりました。
これを受け、環境省と国立環境研究所の共催で気候変動適応法施行記念国際シンポジウ
ム「地域は気候変動にどう備えるか?」を開催することとなりましたのでお知らせいたし
ます。
本シンポジウムが気候変動への影響とその適応に関する理解を深め、地域での取組促
進の一助になれば幸いです。
3) 地球温暖化による穀物生産被害は過去30年間で平均すると世界全体で年間424億ドルと推定
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181211/20181211.html
農研機構は、国立環境研究所および気象庁気象研究所と共同で、地球温暖化が主要穀物の
過去30年間(1981-2010年)の平均収量に与えた影響を、世界全体について評価しました。
なお、収量は単位面積あたり生産量です。その結果、温暖化によりトウモロコシ、コムギ、
ダイズの世界平均収量がそれぞれ4.1%、1.8%、4.5%低下したと推定されました。金額
換算ではトウモロコシ223億ドル、コムギ136億ドル、ダイズ65億ドルと推計され、近年の
温暖化による被害額は合計で年間424億ドルに上ると見積もられました。本成果から、世界
平均収量で見ると、既に温暖化による穀物生産被害が生じており、温暖化への適応策の開発
・普及が緊急に必要であることが示唆されました。
4) 地球温暖化による穀物生産被害は過去30年間で平均すると世界全体で年間424億ドルと
推定(資料修正)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181217/20181217.html
平成30年12月11日の14時00分に記者レク、15時00分に資料配付を行いました
標記の記者発表について、下記の点に間違いがありましたので、修正をお願いいたします。
3ページ目 「研究の内容・意義」の2
誤)低下割合はそれぞれトウモロコシ4.1%、コメとコムギ1.8%、ダイズ4.5%であると推定
されました
↓
正) 低下割合はそれぞれトウモロコシ4.1%、コムギ1.8%、ダイズ4.5%であると推定され
ました
5) 第4回NIES国際フォーラム / 4th International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催について(お知らせ)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181214/20181214.html
国立環境研究所(以下「NIES」という。)と日越大学(以下「VJU」という。)は、東京大学国
際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構、アジア工科大学院アジア太平洋地域資源セ
ンターとの共催により、2019年1月23日から24日まで、ハノイ市内にてアジアにおける環境保全
と持続可能な発展を主題とした国際フォーラムを開催いたします。
本フォーラムでは、日越大学古田元夫学長による基調講演のほか、アジアにおいて重要な課
題とされている以下の4分野において、日本、ベトナム及びその他のアジア各国の専門家による
研究成果の報告及び全体討論を行い、アジア地域の環境問題の解決と持続可能な未来のために
今後進むべき方向について議論します。
(1)洪水リスクと廃棄物管理:「研究から実践へ」-アジアの都市における洪水リスクの低減に
向けた廃棄物管理の研究にかかる多分野アプローチ
(2)メコン河流域:メコン河流域の環境変化と新たな適応戦略
(3)環境と健康:アジア諸国の環境研究を通じた公衆衛生の改善
(4)アジアの持続可能な発展:気候変動適応・緩和とSDGs
6) 中国大気汚染悪化にも関わらず、日本の大気質が改善していた~気候的要因による2008年
以降の越境汚染減少が原因~
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181221/20181221.html
国立環境研究所の岡本祥子特別研究員、廣田渚郎特別研究員、谷本浩志室長らは、1990年代から
急激な増加傾向が続いていた日本周辺の春季対流圏オゾン濃度が、2010年前後に続いたラニーニャ
的気候パターンによって減少していたことを明らかにしました。気候パターンの変化が、中国か
らのオゾン前駆体排出量増加の効果を打ち消すほどの大きな影響力を持っていることが初めて示
されたことで、大気汚染が問題となっている東アジアにおいても、今後の予測や対策を立てる上
で、排出量変動だけでなく気候変動も考慮することが重要であることが明らかになりました。
本研究の成果は、アメリカ地球物理学連合(AGU)の学術誌「Journal of Geophysical Research:
Atmospheres」に2018年11月4日付で掲載されました。
7) 国立環境研究所出前講座・三島町町民講座「森林資源を活用した再生可能エネルギーへ
の挑戦」の開催について(お知らせ)【終了しました】
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181214-2/20181214-2.html
福島県三島町と国立環境研究所は、昨年夏に連携・協力に関する基本協定を締結し、このたび、
協力して国立環境研究所出前講座・三島町町民講座「森林資源を活用した再生可能エネルギーへの
挑戦」を開催することとなりました。本出前講座では、三島町における環境創生に係る研究を中心
に紹介するとともに、会場とのトークセッションを通じて、森林資源と再生可能エネルギーの活用
についての意見交換を行いたいと考えています。
国立環境研究所では、三島町及び奥会津地域において地域エネルギーや森林資源の利活用など
に着目した研究を進めていますが、これを機に同地域の振興にも寄与する研究を更に推進していく
予定です。
8) 「人口分布と環境-コンパクトなまちづくり-」国立環境研究所「環境儀」第71号の刊行について(お知らせ)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20181227/20181227.html
国立研究開発法人国立環境研究所(以下、『国立環境研究所』という。)は、研究成果等をわかり
やすく伝える研究情報誌「環境儀」の最新号、「人口分布と環境-コンパクトなまちづくり-」を刊行
します。
国立環境研究所では、地域内人口分布の変化の動向を分析して、将来想定される人口分布シナリ
オを構築しました。それらを環境負荷や環境影響の観点から評価することで、まちづくりに役立て
ています。本号では、人々が近くに集まって住むことで乗用車の二酸化炭素排出量を10%程度削減
できることなど、定量的に試算した研究成果を紹介します。
【刊行案内】
1) NIESレターふくしま12月号が発行されました。
http://www.nies.go.jp/fukushima/pub-magazine.html
2) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2018年12月号「オー
ストラリア・シドニー大学ISA滞在記その2」が公開されました。
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201812.html
3) 地球環境研究センターニュース2019年1月号「計算で挑む環境研究?シミュレーションが広げ
る可能性 [3] 気候予測シミュレーションにおけるモデル間相互比較の役割」発行
http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/
4) 「特集 自然共生社会の実現をめざして いま私たちが取り組んでいること」 国立環境研
究所ニュース37巻5号を掲載しました
http://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html
【イベント案内】
1) 帯広市で国立環境研究所地球環境セミナー「変貌する十勝の気候と地球温暖化」を開催します
http://www.cger.nies.go.jp/ja/news/2018/181225.html
【その他】
1) CGERリポート「National Greenhouse Gas Inventory Report of JAPAN, 2018」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i139/ja/
2) CGERリポート「日本国温室効果ガスインベントリ報告書2018年」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i140/
3) ゲノムデータベースを公開しました
http://www.nies.go.jp/genome/index.html
4) 社会センターTOPICS「気候変動対策と食料安全保障:両立に向けた対策とは?」を公開し
ました。
http://www.nies.go.jp/social/topics_foodsecurity.html
5) 環境研究総合推進費 戦略的研究開発課題S-17「災害・事故に起因する化学物質リスクの
評価・管理手法の体系的構築に関する研究」のホームページを公開しました
http://www.nies.go.jp/res_project/s17/index.html
6) CGERリポート「Proceedings of the 16th Workshop on Greenhouse Gas Inventories in
Asia (WGIA16) -Capacity Building for Measurement, Reporting and Verification- 10th
–13th July 2018, New Delhi, India」を掲載
http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/i142/ja/
7) 社会センターTOPICS「COP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)では何が決まった?」
を公開しました
http://www.nies.go.jp/social/topics_cop24.html
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