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    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン11月号
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    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン10月号
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  • 2013/06/26 (Wed) 14:38
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    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン4月号
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    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン 2013年3月号
  • 2013/02/27 (Wed) 12:00
    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン 2013年2月号
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    【訂正・お詫び】独立行政法人国立環境研究所メールマガジン2013年1月号
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    独立行政法人国立環境研究所メールマガジン 2013年1月号
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    独立行政法人国立環境研究所 メールマガジン 2012年12月号

国環研メールマガジン1月号

2020/01/10 (Fri) 09:00
■====================================■
           メールマガジン2020年1月号
      発行:国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
     メールマガジンに関するお問い合わせ: kouhou0@nies.go.jp
         ホームページ: http://www.nies.go.jp/
■====================================■

 新年、明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって素晴らしい一年
 となることをお祈り申し上げます。

 さて、令和2年1月11日(土)、東京都の日本科学未来館にて「"ふくしま"を
 知ろう! ~聞きます、話します、ふくしまの今~」と題して、以下のような
 内容の研究情報発信イベントを福島県、日本原子力研究開発機構とともに開催
 します。

  【高校生・一般ブース】
   ・放射線の基礎に関すること
   ・原子力発電や廃炉に関すること
   ・復興と食の安全に関すること
   ・再生可能エネルギーに関すること
   ・高校生が調べたこと

  【専門家によるサイエンストーク】
   ・原子力災害後の福島県に住む野生動物(福島県)
   ・環境動態研究から考える福島の今とこれから
    (国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA))
   ・再生可能エネルギーを通して見えてくる福島復興の未来
    (国立研究開発法人国立環境研究所)

 先着100名様には、福島のお米もプレゼントいたします!新しい年
 の始まりに、福島の未来について考えを深めてみませんか?

 詳しくは下記HPをご覧ください。
  http://www.nies.go.jp/fukushima/demaekoza.html#tab2

 それでは、1月の国環研メールマガジンをどうぞ。
                           (H.K)

- - - - - - - - - - - - - - - - - - -CONTENTS- - - - - - - - - - - - - - - - - -
【報道発表】
1)生物多様性保全と温暖化対策は両立できる
  -生物多様性の損失は気候安定化の努力で抑えられる-
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191203/20191203.html
  
  国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所は、立命館大学、京都大学、
 国立環境研究所、東京農業大学と共同で、パリ協定が目指す長期気候目標(2℃目標)
 達成のための温暖化対策が、森林生態系を含む世界の生物多様性に与える影響を評価
 しました。その結果、2℃目標の達成により、生物多様性の損失が抑えられることが
 予測されました。
  温暖化を放置しておくと、気温上昇により生物の生息環境が悪化する恐れがあります。
 2℃目標達成のためには新規植林やバイオ燃料用作物の栽培といった土地改変を伴う
 温暖化対策が必要ですが、同時に生物のすみかも奪い、生物多様性を低下させてしまう
 可能性があります。本研究では、2℃目標達成のための温暖化対策「あり」と「なし」
 それぞれの場合における将来の生物多様性損失の度合を、複数の統計学的な推定手法
 を使って、世界規模で比較しました。その結果、対策「あり」で2℃目標を達成した
 方が、「なし」のままで温暖化が進行してしまった場合と比べて、生物多様性の損失を
 抑えられることが、世界で初めて示されました。
 この成果は、2019年11月20日にNature Communications誌でオンライン公開
 されました。

2)世界のCO2排出量は3年連続で増加するも、増加率は低下の見通し
  ~国際共同研究(グローバルカーボンプロジェクト)による評価~
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191203-2/20191203-2.html

  グローバルカーボンプロジェクト(GCP)は、2019年の世界のCO2排出量について、
 前年比で約0.6%の増加となる見込みであることを発表しました。なお、2019年の
 世界のCO2排出量の増加率は、2017年(+1.5%)、2018年(+2.1%)に比べて
 低下していました。特に石炭からのCO2排出量が米国で10.5%、欧州で10%減少
 しましたが、世界全体での排出削減目標を達成するには至っていません。
  この研究成果をまとめた評価報告書は、令和元年12月4日(日本時間午前9時)
 に国際学術誌Earth System Science Data (ESSD) 電子版で掲載されました。

3)CO2の放出と吸収のより正確な推定に成功
  ~IPCC第5次評価報告書からの進展と第6次評価報告書に向けた課題~
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191212/20191212.html

  千葉大学環境リモートセンシング研究センターの近藤雅征 特任助教が率い、
 国立環境研究所も参加する国際共同研究グループは、大気と陸域の二酸化炭素
 (以下、CO2)の放出と吸収の出入りの総和である「陸域CO2収支量」について、
 現存する複数の手法を統合した解析を行いました。その結果、これまで複数の
 数値モデル・観測手法間の推定値に見られたばらつきを大きく軽減させることに
 成功しました。これにより、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次
 評価報告書」で推定されていた陸域CO2収支量と比べ、推定値の正確性が大きく
 向上しました。
  本研究結果は「Global Change Biology」誌に2019年12月12日付けで
 オンライン公開されました。

4) 自然由来のヒ素が土壌に蓄積する仕組みを解明
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191216/20191216.html

  国立大学法人東京農工大学大学院農学研究院の橋本洋平准教授、工学研究院の
 細見正明名誉教授、国立環境研究所の肴倉宏史室長、上島雅人特別研究員、
 および国立研究開発法人産業技術総合研究所の保高徹生主任研究員、井本由香利
 主任研究員の共同研究チームは、自然由来の土壌に含まれる有害元素のヒ素が、
 ラズベリー様の黄鉄鉱(フランボイダルパイライト)に局在していることを
 明らかにしました。
  リニア新幹線の建設などの大規模なインフラ工事で大量に発生している建設残土
 には、地質に由来するヒ素が、土壌溶出量基準を超えて含まれている場合が
 あります。自然由来のヒ素が土壌に蓄積している仕組みが明らかになったこと
 によって、これまで知られていなかった土壌からヒ素が溶出する仕組みも解明
 できました。これらの成果は、年間約300万トンが発生すると見込まれている
 建設残土の適切な措置や処分のための技術開発、ならびに汚染のリスク管理に
 活用されることが期待されます。
 本研究成果は、Environmental Science and Technology(12月3日付)に掲載
 されました。
  URL:https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.est.9b03864
     【外部サイトに接続します】

5) 第5回NIES国際フォーラム/5th International Forum on Sustainable Future
  in Asia - Fostering a Healthy and Sustainable Environment to Achieve
  the Sustainable Development Goals - の開催について
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191216-2/20191216-2.html

  国立環境研究所は、ヤンゴン第一医科大学(以下「UM1」という。)、東京大学
 未来ビジョン研究センター、アジア工科大学院アジア太平洋地域資源センターとの
 共催により、2020年1月21日から22日まで、ミャンマーのヤンゴン市内にて、
 アジアにおける環境保全と持続可能な発展を主題とした国際フォーラムを開催します。
  本フォーラムでは、UM1のZaw Wai Soe学長による基調講演のほか、アジアにおいて
 重要な課題とされている以下の3テーマにおいて、日本、ミャンマー及びその他の
 アジア各国の専門家による研究成果の報告及び全体討論を行い、アジア地域の
 環境問題の解決と持続可能な未来のために今後進むべき方向について議論します。

  テーマ1:アジアにおける大気汚染等を含めた健康問題への対応
  テーマ2:気候変動と生態系保全に関わるSDGsの同時解決に向けた方策の議論
  テーマ3:アジアにおけるSDGs推進に向けた統合的アプローチ

6) 「東南アジア熱帯林における高解像度3次元モニタリングによる生物多様性・
  機能的多様性の評価手法の開発 平成28~30年度」
  国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191220/20191220.html

  国立環境研究所では、「国立環境研究所研究プロジェクト報告」として、
 「東南アジア熱帯林における高解像度3次元モニタリングによる生物多様性・
 機能的多様性の評価手法の開発 平成28~30年度」を刊行します。
  本報告書は、垂直方向にも水平方向にも環境・生物の分布が不均一である
 熱帯林で、林床と林冠をつないだ観測を実現する観測方法の開発について
 取りまとめたものです。近年、技術の発展が著しいドローンでの空撮や、
 環境中の水に含まれるDNAから種判別を行う環境DNA技術も取り入れています。
 本研究では、森林内の光環境に応じて植物の光合成活性などの機能が異なること、
 熱帯林の種多様性が林冠構造と関係があること、熱帯林内で採取した雨水等には
 主要な陸生哺乳類ばかりではなく樹上に分布する野生動物のDNAも含まれている
 ことが明らかになりました。

7) 生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナーの開催について
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191220-2/20191220-2.html

  環境省と国立環境研究所は、令和2年1月21日(火)(東京)及び2月3日(月)
 (大阪)に「生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー」を開催します。
  環境省と国立環境研究所では、毎年度、化学物質の審査及び製造等の規制に
 関する法律の施行状況や生態毒性試験法等に関するセミナーを開催してきました。
 本年度は、国内外の化学物質審査規制に係る最新動向、OECD(経済協力開発機構)
 における試験法等開発・改訂の動き、生態毒性試験に関する技術的事項等について、
 行政担当者、研究者等が説明します。

8) 父親の化学物質への職業性ばく露と出生児の性比との関連について:子どもの
  健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)での研究成果 (Paternal
  occupational exposure to chemicals and secondary sex ratio: results
  from the Japan Environment and Children’s Study)
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191224/20191224.html

  兵庫医科大学(兵庫県西宮市、学長:野口 光一)のエコチル調査兵庫ユニット
 センターが中心となり、子どもの健康と環境に関する全国調査(以下、「エコチル
 調査」)の約5万人のデータを用いて父親の化学物質への職業性ばく露と出生児の
 性比の関連について解析しました。その結果、パートナーの妊娠前に週に1回以上
 殺虫剤を使用する職に就いていた父親について、生まれてきた子ども全体に占める
 男児の割合が低くなっていました。本研究は、大規模出生コホート調査において、
 父親の化学物質へのばく露が生まれてくる子どもの性比と関連する可能性を示した
 世界で初めての研究であり、画期的なものといえます。
  一方で、今回の研究では、父親の仕事での化学物質の使用やその頻度は、質問票
 への回答によって評価したものであり、血中の化学物質濃度などの客観的な指標を
 用いたものではありません。また、殺虫剤の種類までは調べていません。そのため、
 これらの点に留意する必要があります。
  本成果は、令和元年12月20日(日本時間午前8時30分)に環境保健の専門誌
 であるThe Lancet Planetary Healthに掲載されました。
  ※本研究は、国立環境研究所(茨城県つくば市、理事長:渡辺 知保) から
   委託を受けて兵庫医科大学で実施されました。
  ※本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の
   見解ではありません。

9) 生物多様性保全のための科学的根拠を集約 科学誌サイエンスに総説掲載
 (千葉大学のサイトに掲載)
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191220-3/20191220-3.html

  千葉大学環境リモートセンシング研究センターの市井和仁教授(国立環境研究所
 地球環境研究センター連携研究グループ長を兼任)が参画する国際共同研究チーム
 は、動植物の減少につながる間接的な要因に対処するため、緊急に科学者たちが
 介入すべき点を数値データに基づいて特定しました。同チームは、生物多様性及び
 生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)により
 2019 年 5 月に出版された「全球評価報告書」の内容を基に各領域の専門家による
 最新の知見を追加しました。
 この成果は、12 月13 日に科学誌「サイエンス(Science)」に総説(Review Article)
 として掲載されました。


【受賞情報】
1)仁科 一哉主任研究員が日本土壌肥料学会より奨励賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20190501-1.html

 受賞者氏名: 仁科 一哉(地域環境研究センター)
 賞の名称:  日本土壌肥料学会奨励賞
 授賞機関:  日本土壌肥料学会
 受賞年月日: 2019年05月11日
 受賞対象:  マルチスケールにおける土壌の炭素・窒素循環の空間変動要因の
        解明および定量評価に関する研究

2)池田 恒平研究員が日本大気化学会奨励賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20191106-1.html

 受賞者氏名: 池田 恒平(地球環境研究センター)
 賞の名称:  日本大気化学会奨励賞
 授賞機関:  日本大気化学会
 受賞年月日: 2019年11月06日
 受賞対象:  大気化学輸送モデルを用いたPM2.5およびブラックカーボンの
        発生源解析に関する研究
  
3) 徐 開欽 主席研究員が第22回日本水処理生物学会論文賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20191109-1.html

 受賞者氏名: 徐 開欽(資源循環・廃棄物研究センター)
 賞の名称:  第22回日本水処理生物学会論文賞
 授賞機関:  日本水処理生物学会
 受賞年月日: 2019年11月09日
 受賞対象:  Advanced water treatment and power reduction in a
        multiple-reactor activated sludge process with
        automatic oxygen supply device system installation,
        Japanese Journal of Water Treatment Biology ,54 (1),
        13-27,2018

4) 北村 洋樹特別研究員が(一社)廃棄物資源循環学会より優秀ポスター賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/201900920-1.html

 受賞者氏名: 北村 洋樹(資源循環・廃棄物研究センター)
 賞の名称:  優秀ポスター賞
 授賞機関:  一般社団法人 廃棄物資源循環学会
 受賞年月日: 2019年09月20日
 受賞対象:  最終処分場における生物学的鉱物化に関与する尿素加水分解細菌
        の評価,第30回廃棄物資源循環学会研究発表会,同予稿集,451-452,2019

5) 北村 洋樹特別研究員がKorea Society of Waste ManagementからAward for
  Excellent Poster Presentationを受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20190920-2.html

受賞者氏名: 北村 洋樹(資源循環・廃棄物研究センター)
 賞の名称:  Award for Excellent Poster Presentation
 授賞機関:  Korea Society of Waste Management
 受賞年月日: 2019年09月20日
 受賞対象:  Effect of synthesized and neoformed ettringite on immobilization
        of toxic metals in municipal solid waste incineration fly ash,
        2019 Spring Scientific Conference by Korea Society of Waste
        Management, Proceedings of the 2019 Spring Conferences of
        Symposium / Special Session / the 23rd Korea-Japan Joint
        International Session of Korea Society of Waste Management ,
        298-299,2019

6) 徐主席研究員・小林主任研究員・HU特別研究員・SHIリサーチアシスタントがICAFEE 2019
  のBest Poster Presentation賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20191020-1.html

 受賞者氏名: 徐 開欽主席研究員・小林 拓朗主任研究員・Hu Yong特別研究員・
        SHI Chenリサーチアシスタント(資源循環・廃棄物研究センター)
 賞の名称:  Best Poster Presentation賞
 授賞機関:  ICAFEE 2019
 受賞年月日: 2019年10月20日
 受賞対象:  Biofilm formation enhancement in anaerobic treatment of high
        salinity wastewater: Effect of ferric polymer addition,The
        4th International Conference on Alternative Fuels, Energy
        and Environment (ICAFEE):Future and Challenges, Abstracts ,
        166,2019

7) 野田 康一特別研究員が環境放射能とその除染・中間貯蔵及び環境再生のための
  学会の優秀口頭発表賞を受賞
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/2019/20191031-1.html

 受賞者氏名: 野田 康一(資源循環・廃棄物研究センター)
 賞の名称:  優秀口頭発表賞
 授賞機関:  環境放射能とその除染・中間貯蔵及び環境再生のための学会
 受賞年月日: 2019年10月31日
 受賞対象:  蛍光X線(XRF)分析を用いた除染廃棄物等熱処理残さに対する
        迅速元素組成把握法の検討,第8回環境放射能除染研究発表会,
        同予稿集 , 27,2019


【刊行案内】
1) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2019年
  11月号「続・東南アジアにおける排水処理装置の性能評価」が公開されました。
   http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201911.html

2) NIESレターふくしま12月号が発行されました。本号では三島町で開催の町民講座
  「奥会津地域における適切な森林管理と防災・減災」の模様などの記事をお届けします。
   http://www.nies.go.jp/fukushima/pub-magazine.html

3) 「東南アジア熱帯林における高解像度3次元モニタリングによる 生物多様性・
  機能多様性の評価手法の開発 平成28~30年度」国立環境研究所研究プロジェクト報告
  の刊行
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20191220/20191220.html

4) 福島県環境創造センター調査研究情報発信イベント「”ふくしま”を知ろう!!
  ~聞きます、話します、ふくしまの今~」を開催します。
   http://www.nies.go.jp/fukushima/demaekoza.html#tab2

5) 「特集 環境DNA 生態系に描かれた生き物たちの航跡をたどって」国立環境研ニュース
  38巻5号を掲載しました。
   http://www.nies.go.jp/kanko/news/index.html

6) 高校生も楽しめる資源循環・廃棄物研究情報誌オンラインマガジン環環2019年12月号
  「令和の時代の廃棄物管理と資源循環(4):モノとの関わりに変化がもたらすもの」
  を公開しました。
   https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/top/201912.html
 

【その他】
1)令和元(2019年)年度スーパーコンピュータ利用研究報告会開催のお知らせ
   http://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191203.html

2)対話オフィス記事「COP25、ここがみどころ~『気候危機』―パリ協定のゆくえ
  [前編]」を公開しました。
   https://taiwa.nies.go.jp/colum/climatecrisis_cop25.html

3) 対話オフィス記事「"負担"から"チャンス"/脱炭素社会に向けた競争の時代~
  『気候危機』―パリ協定のゆくえ[後編]」を公開しました。
   https://taiwa.nies.go.jp/colum/climatecrisis_decarbonization.html

4) 地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」からのたより(その1)
   https://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191205.html

5) 環境研究総合推進費S17課題:公開講演会「災害・事故での化学物質リスクに
  どう対処するか」のご案内
   http://www.nies.go.jp/res_project/s17/dsstrchmrisk/2019/index.html

6) 地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」からのたより(その2)
   http://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191206.html

7) 地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」からのたより(その3)
   http://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191206-2.html

8) 社会環境研究センタースタッフインタビューVol.10 肱岡靖明室長「気候変動
  適応センター設立1年を振り返って」他を公開しました。
   http://www.nies.go.jp/social/interview.html

9) 地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」からのたより(その4)
   http://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191212.html

10) 李遠哲氏(1986年ノーベル化学賞受賞者)が来訪しました-フューチャーアース
  特別セミナーとCONTRAIL視察報告
   http://cger.nies.go.jp/ja/news/2019/191219.html

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