※メアド交換させて頂いた方にメールさせて頂いてます。
※画像をクリックすると関連サイトに飛びます。

こんにちは。
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこです。

上の絵に描いている「ネガポジポジポジ反転ワーク」とは、モヤモヤネガネガを吐き出し切った後に行うワークです。

毎回「綺麗事は絵空事」「ポジの前にネガ」「どうありたいか(ビジョン)やどうしたいか(施策)を語る前に、不満や不安、困り事や違和感から語ってほしい」「ネガ最高」とネガネガネガネガ言っていますが、

何のためにネガから語ってもらっているかといえば 、まだ自分達でも気づいていない「本当のポジ(本当に進みたい未来や解決策)」を見つけるため。

ポジを明らかにする手法は世の中いろいろありますが、絵巻物の上で参加者にいちばん好評なのがこのワーク。

手前ミソで恐縮ですが、具体的にどんなワークかというと↓

ステップ1 一番なんとかしたいネガを反転させた状態って?(=ポジ1
ステップ2 もしポジ1が実現したら、さらにどんないいことが起きる?(=ポジ2
ステップ3 もしポジ2が実現したら、さらにどんないいことが起きる?(=ポジ3
ステップ4 以下同じ

と、「それ(ポジ)が実現したら、さらにどんないいことが起きる?」という魔法の問いを、自分たちの心がワクワクするところまで(←ここポイント)続けてもらうというワークです。

「このワーク、みんな出来るかなあ」「うちの会社の人たちはこんな考え方に慣れてないけど大丈夫かなあ」と主催者側は当日までヒヤヒヤドキドキなのですが、蓋を開けてみると、毎回、想定を飛び越えたポジポジ展開を参加者のみなさんが繰り広げてきて…絵筆で追いかけるわたしのほうが必死です。例えば下の絵。

(左側)ネガ=「できない理由ばかりを言う」を反転したポジは「どうしたらできるかを言う」。(右側)ネガ=「社員が指示待ち」を反転させたポジは「社員が自主的に意見やアイデアを言う」。

それらのポジが実現したら、さらにどんないいことが起きる?」と問いを重ねていくと「若手や部下がイキイキしてくる」「やりたいことが出てくる」「どんどん成長していく」「方向性が見えてくる」「想いが1つになる」「他部門が協力的になる」「速く仕事が進む」エトセトラエトセトラ、絵巻物が広がっていきました。

ステップ1 ネガをポジに反転する」だけでは、ワクワクする未来が(絵巻物が)広がっていかないので、さらに「ポジポジ」してもらうためにネガポジポジポジ反転ワーク」という長いネーミングになったのですが

ワークをした後、みなさんも「ネガポジポジしてみたら~」とか「ポジポジしていくうちに~」と口々に言ってくれるので、私には最近「ポジポジ」がひらがなの柔らかい「ぽじぽじ」という音で聞こえてきて、、、なんだか「ぽかぽか?」癒されてます。

つい先日も、ワークショップ参加者の方たちから頂いたコメントを読みながら、あの強面の管理職の方も、あの終始おとなしかった若手の子も、「ぽじぽじ言ってる~(≧▽≦)」とニヤニヤしてました。以下、コメントの一部をご紹介。

・ネガを徹底的に洗い出し、そのうえでのネガポジでしたが、ポジティブなことだけを考えているよりもはるかに、面白いアイデアが出てくることを体験できました。

ネガポジポジで「どんないいことが起きる?」と展開していったら、じつは自分が実現したいと思っていたことと見事に重なっていて、非常に面白いアプローチだと感じました。

・普段から困りごとを解決する事が現場改善の近道という考えはあるものの、思考がネガティブのためどうしてもモチベーションの上がりにくい業務でした。ネガポジポジは社員を巻き込みながらモチベーションを上げる事が出来ると感じました。

・なかなか明るい話題が少ないですが、ネガポジポジで頑張っていこうと思います。

・今回、初めてネガからポジに変換することを体験したのですが、あの拡がりには驚きました。なぜなぜ分析はなぜを繰り返すのに非常に頭を使いますが、ネガポジポジは結構すらすら出てきましたし、吐き出したら自分でも驚くくらいすっきりしました。

ネガポジポジ反転という作業は日常の仕事や生活でも活用できそうです。普段モヤモヤ思っていることを他のメンバーに話すことも今後やってみようと考えています。

ネガポジポジポジ反転ワーク」のいちばん面白いところは(例えば)「あれ?あの問題を解決しようとしなくても、これがしたいなら先にやっちゃえばよくない?」というふうに、予想外なところから解決策が見えてくるところ。

今も昔も、サーベイをとった結果、ポイントの高い課題に対して直接的な施策を立てがちですが、ネガポジポジで、解決策やアイデア(ポジ)が毎回、思わぬところから飛び出くるという体験ばかりをしていると

「その課題を直接解決しようとしていたからうまくいかなかったんだ」「そもそも、きれいに『原因→結果』と一直線につながるものなんて一つもないんだ」「みんなの本当の欲求は違ったんだ」と気付かされることばかりです。

わたしは普段の生活でもモヤモヤしたらネガポジポジを多用してるのですが、「あれ?ポジポジが広がっていかない…」というネガもあったりします。そのときは「本当に解決したいネガは別にある」なんてことも教えてくれるネガポジポジポジ反転ワーク」。

よかったらネガポジポジしませんか?実際ワークショップで使っている投影スライドをこちら⇒ 弊社サイトに載せているので自由に使ってください。複雑に絡み合った問題を解くために。※下の方にず~っとスクロールしていくと出てきます。

使うときの大事なポイントは、「ネガ」とは、すでに言語化・顕在化している「課題」ではなく、あえて言葉にしていなかったような「ネガティブな感情」を扱うということ。モヤモヤした想いとちゃんと向き合ってから、ネガポジポジしてみてください。じぶんでも気づいていなかったけれど「本当は望んでいた」ものが、見えてきたりしますよ~(^^)。

OCEANS連載】 リーダーたちのモヤモヤ相談室 今回も2本立てでお届け。
1、「オンラインでのマネジメントに限界を感じている…」
管理職の悩み、あなたならどうアドバイスする?

今回、採用・人事の専門家ソワッチこと曽和利光くんは、喝をいっぱい入れてくれます。「もっと心配するべきはチームの●●●の低下!」「難しいのはむしろ、上司の◆◆◆をいかに部下に伝えていくか」と言われてウッとこない人は居ないのでは。ちなみに、◆◆◆の二大スター、ポランニーさんと野中郁次郎先生の似顔絵を描いてみたので探してみてね。⇒ こちら

2、「リスクをとる決断ができなくなった」と感じる管理職は、●●が足りていない。

ソワッチの決断ができなくなったのか、難しくてわからないのか」という言葉にドキッ。本文では「管理職400人中、月に1冊も本を読んでいない管理職は●%」という調査結果が紹介されているのですが、何パーセントだと思います?回答は⇒ こちら

【「知は生き方だ!」野中郁次郎先生
上述OCEANSのイラストで野中先生の似顔絵を描きながら思い出したのが下の絵巻物。野中先生に無理を言ってサインしてもらったのですが、そのときに頂いたのがこの言葉。わたしにとっては今でも宝物なのですが、みなさんにはどう響くのかな~。

またメールします。

メルマガ登録・解除&バックナンバー
https://www.graphic-facilitation.jp/sns/magazine/

1つに(Unify)なあれ。
株式会社ユニファイナアレ
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこ