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こんにちは。
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこです。

みなさんは「1on1」と聞くと、どんな感想をお持ちですか。好き?嫌い?得意?苦手?相手による?「1on1」にまつわる悩みや対処法もだいぶ出そろった感がありますが、わたしの頭に思い浮かぶのは下の絵。

名付けて「会話や発想が広がるのは、直線的コミュニケーションより、やっぱり三角形コミュニケーションだよね」。

じつはコレ(人事や企業リーダーの方なら皆さんご存知)ヒューマンバリューの 兼清さんの言葉を絵にしたもの。

人は1対1の直線的コミュニケーションが苦手。何かワンクッションおかないと話しにくい。その点、グラフィックは直線を三角形に変えてくれるから理にかなっているよね」

*絵の中の直接的…は誤字です(^^ゞ 画像をクリックすると『技術評論社』さんで当時書いていた連載記事に飛びます。

15年も前の絵なのですが(2007年当時)グラフィックファシリテーションの価値を私自身、まだ言語化できていない初期の頃「なぜ会議に絵巻物があると良いと言ってくれるのか、お客さまに直接聞いちゃえ」ということで企画した「クライアント座談会」での一枚です。

あれから400超の会議で描いてきて、まさにこの絵のように絵巻物の前で語り出すたくさんの人たちをこの目で見てきて、今なら私も確信を持って言えます。トライアングル最高

絵巻物が呼ばれる場の多くは課題として「うちの会社の人たち、アタマ固いんです」「皆おとなしいから盛り上がらないかも」「いつも声の大きい人に引っ張られてしまう」「部門間の仲はあまり良くないんですよ」といった悩みがあるのですが、当日を迎えてみると「え?どこが?誰がおとなしいの?誰と誰が仲が悪いの?」状態。

「1on1」が上手くいっていても、いなくても、二人の間にあえて「第三者」を置いてみてほしいです。例えば、スマホの中の写真を見せたり、見せられたりしながら話をすると、思わぬ言葉が自分の中から出てくる体験、みなさんもありますよね。

オンライン会議で画面共有が簡単になっても、意外に、わざわざ写真を見せたり、ネットで検索してそれを見ながら話をするってことをしていません。つい空中戦で議論しがち。リアルで集まっても各自じぶんのノートPCを見がちです。

でも、そこであえて意図的に、ちょっとした三角形を仕掛けてみてほしいです。会話の量も、質も、格段に増えるし、広がっていきます。リアルなら、あえてホワイトボードを使ったり、共通資料を投影して見るだけで違ってきます。

あるコンサルの方は(コロナ前の話ですが)プレゼンをするとき「あえて一人一人に資料を配布しない」と言ってました。A3サイズに印刷したプレゼン資料をあえてテーブルの真ん中に置いてみんなで見ることにこだわってました。クライアントさんも立ち上がって身を乗り出して自然に会話が始まって、めちゃくちゃよかったです。

実際「1on1」で話が盛り上がらないと思ったら、話す前に最初に話したいことや気になったことを「付箋にキーワードを書いて、それを見せてから」話すだけでもいいんです。リアルなら、二人の前に紙とペンが置いてあるだけでもいい。一緒につまめるお菓子を置いておくだけでもいいんです。

場のデザイン」の重要性を当時から伝え、実践されていたヒューマンバリューさん。上の絵の一番左下でイスを差し出している人は兼清さんなのですが(似てないけど)「グラフィックを見て、立ち話を始めた人たちのそばに、1人また1人と集まって来たとき、そっと腰掛けられる椅子を用意しておく」という言葉を絵にしたものです。

下の絵の左上で珈琲を持っているのも兼清さん(似てないけど…)。

この絵は、実際、ヒューマンバリューさんとご一緒した2泊3日の研修での様子。役員と各事業のトップと管理職のみなさんが、大講堂で全員で議論したり、各事業ごとに分かれて中会議室で議論したり、さらに各グループに分かれて小部屋でワークしたり…と、とにかく目まぐるしいプログラムでした。

そのとき、メイン廊下の壁に絵巻物をどんどん貼り出していったのですが、そこには意図的に、コーヒーやお菓子、テーブル、イスが配置されていました。そして実際、お茶をとりに来た人たちが、珈琲を片手に絵巻物を眺めていると、そこに他グループの人たちも集まって来て、絵巻物をタタキ台に会話が生まれていきました。

「自ら探求を深めてほしい」という兼清さんの思いから意図をもってデザインされた場でしたが、意図的に何かを起こそうとする集中議論から離れて、ふと自然に交わされた、意図しない会話から生まれる価値を、リアルに体験させて頂いた私は

それからクライアントさまには必ず「絵巻物は仕舞いこまず、壁に貼り出したり、飲みの話のネタにスマホで見せたりして、今日参加しなかった人たちを、知らず知らずのうちに巻き込むタタキ台・踏み台に使ってください」とお願いしています。

ただ、絵巻物の場合はですね、飾ってあるだけでは三角形を形成できないんです。綺麗で真面目でポジティブな未来だけ描いてあっても、誰も食いついてくれない。最初に「これ、誰が言ったの?分かるー!」と笑って指を差して寄ってきてくれる、そんな本音や心の声が描けている面白いモヤモヤネガネガな絵が、大事な鍵なんです。

「情報の共有ばかりで感情の共有が出来てないなあ」と感じたら、結論なんて無くてもいい、モヤモヤしていい「トライアングルコミュニケーション」ぜひデザインしてみてください。下のお悩みリーダーたちにも、私はオススメしたいです。とにかく1対1の会話はどうしても逃げ場がなく、視野が狭くなりやすいですからね。第三者に頼るといいですよ。

OCEANS連載】 リーダーたちのモヤモヤ相談室 今回も2本立てでお届け。
*画像をクリックすると記事に飛びます。
1、「新入社員にオンラインで何と声をかければよいのか分からない」
あなたならどうアドバイスしますか???

採用・人事の専門家ソワッチこと曽和利光くん曰くリアルでのコミュニケーションを避けているのはむしろ旧人たちの方」とのこと。続きは こちら

2、「部下がうつ病になってしまった管理職はどうすべきだった?

ソワッチのアドバイスを読みながら、うつ病に限らず、メンバーをマネジメントするうえで大事な視点だなあと思いながら、2枚目と3枚目の絵を描いてました。原因って1つじゃないと分かっていても、いざ目の前に問題が現れるとね…。制作ウラ話は⇒ こちら

お台場に引っ越しました
「生まれ育った大好きな下町・江東区(こうとうく←府県のみなさま一応23区です)を出るなんて嫌~!」と抵抗しながら引越した先は、お隣りの港区。しかし、まさかの、階段を駆け下りたら1分でビーチという環境に、正直、ワタクシ、浮かれております。東京湾で?と思われるでしょうが、家でジッとしていられず、晴れても、雨でも、毎日裸足で砂浜を歩かずにはいられない~♪

しかも、ビーチのゴミ拾いにハマってしまい「右手にビニール手袋、左手にビニール袋」という姿で、水着で寝そべる老若男女のそばを一人ウロウロ…。「きっと今だけ、寒くなったらもうやらない」と思いつつ、足の裏はウキウキ、にわかワーケーションみたいな生活が始まってしまいました(ワーケーションで仕事がはかどるって、誰が言ったの?)。

久しくお台場なんて行ってない」という皆さま。最近のお台場、上下の気になった写真をクリックしてのぞいてみてください。*わたしの誰も見てないプライベートのinstagramに飛びます。自然は多いし、どの店からも海も夜景も一望できるし、行列のできるレストランもここでは空いてるし、と穴場だらけの都会の孤島。

今度、お打合せ@お台場海浜公園、どうですか?新橋から13分。バスで田町から14分、品川からでも24分。江東区の友人たちには「ゆに、江東区、捨てたんだ」とか「港区女子になりさがったか」とか言われてますが、捨ててないから!門仲から直通バスで30分。豊洲からなら17分。

家の中でもソフトバンクのアンテナが1本しか立たないというリアルな離島状態ですが、都会に居ながら、裸足で砂と潮風にまみれて、のびのび心も丸裸になって、ネガポジ・アイデア発散・未来対話☆いい案でしょ?このままメールで返信ください。もれなくビーチクリーン体験ついてきます。結構、汗だく。タオル貸します(^^)。
またメールします。

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1つに(Unify)なあれ。
株式会社ユニファイナアレ
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこ