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こんにちは
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこです。

●【ネガポジ対話WS】体験会3月も開催決定!

上の写真は前回メルマガで募集させて頂いた初の体験会の様子です。「モヤモヤしたこと吐き出すのって気持ちいいなー(^^)」という第一声を頂いた【ネガポジ対話(別名モヤワクWS)】を体感した直後の、みなさんの清々しい表情をパチリ撮らせていただきました。ご参加いただいた皆様、SNS掲載の許可も頂きありがとうございます。

調子にのって(!)3月も開催することにしました。詳細はメールのさいごに書きました。実はすでにお申込みも頂いているので催行決定です。

●多様な視点は宝の山

今回の参加者さまのバックグラウドは本当に多様でした。新人さんから、社長、役員をされている方たちまで。

職種も業種もバラバラ。新規事業/広報/人事/リサーチャー/ITエンジニア/デザイナー/研究者/大企業/研究所/ベンチャー/病院 etc.

目的も、ビジョン策定や浸透/業務改善/チャレンジする風土の醸成/社員のモチベーション向上/イノベーション文化の醸成/経営層とメンバーのギャップをどう埋めるか/離職や求職をどう止めるか/働きがいのある職場にするにはどうしたら…などなど。

ワークショップ経験も全く無い方から、ワークショップの設計に興味がある感情を汲み取って人や組織を動かすファシリテーションに興味がある、じぶんたちでやってみたい、職場でワールドカフェをやる予定、といった方達から、グラフィックファシリテーションの導入をすでに決めてくださっている方まで。

日頃「絵を描いてほしい」と呼ばれる現場は、所属や役職、価値観もバラバラな人たちが集まる場なので、慣れているはずの「多様性」なのですが、正直、始まる前はドキドキしてました。

でも、蓋を開けてみたら、思い切りモヤモヤ吐き出しを楽しんで頂き、何よりみなさんの多様性のおかげで、違いや共感の気づきがハンパなく。「社内でもモヤモヤの共有をしてみたい」と思って頂けて、本当にうれしかったです。同じ会社から2人で参加してくださった方達もいて、社内に戻っても話が早そうなやりとりまで聞けて、感無量。

グラフィックファシリテーター(R)が「可視化の素晴らしさ」よりも、なぜ「ネガネガ、ネガネガ、ネガ最高!」と言っているのか。その意味を想定以上に感じ取ってくださって本当にありがとうございました。

●コロナを境に、一人でモヤモヤしている人が増えている。

なぜ「モヤモヤ共有」の体験会を開催しようと思い立ったのか。

多くの職場やチームで「情報の共有」はされているけれど「感情の共有」がされていません。ということは、この仕事を始めた当初からずっと言っていることなのですが、

コロナを境に、せっかく同じ職場やチームで働いているのに、一人でモヤモヤしたまま、その感情に蓋をしてしまっている絵を描くことがとても増えているという体感があるからです。

退職が増えている若手だけではありません。前向きに働いている人ほど真面目に働いている人ほど、ワーママほど、転職者ほど、管理職や役員ほど、モヤモヤを共有していません。

「モヤモヤしている」とは文字通り「よく見えない」という状態です。「よく見えないまま」解決策を議論したり、何のためにやるのか「よく見えないまま」言われたとおりに業務をこなしていたり、メンバーが何を考えているのか「よく見えないまま」マネジメントをしているという絵を描く回数が、驚くほど増えました。

「なんでこれをやらなくちゃいけないの?」「上司の指示の意図がよく分からない」「相談する人がいない」「誰に相談したらいいか分からない」と一人でモヤモヤしたまま、忙しさゆえに、そのモヤモヤに蓋をして、モヤモヤもしないで、思考停止で仕事をしている人が育っている現場もよく描くようになりました。

ホワイト過ぎて叱られもしないし、会議で発言も求められないし、残業もないけれど「つまらない」「ヒマだ」「このままでは成長できない」と黙って静かに退職してしまう最悪な未来を描くことも増えました。

顧客理解、カスタマー理解でも「よく見えない」感覚が深まっています。商品開発や新規事業の現場で必ず聞こえてくる3つの言葉は「価値観が多様化している」「みんな漠然とした不安を抱えている」「未来は予測不可能」です。


●何が「見えていない」のかよく見えないまま、解決策や未来に急ぎすぎている。

問題や打ち手は分かっている、戦略もある、後はやるだけなのに、解決しない、疲弊してしまっているときほど「何が見えていないのかが、見えていない」状態です。

話がかみ合わないとか、指示の意図がよく分からないというとき、私たちはそもそも「お互い見ているものが違う」とよく言いますが、絵を描く私から言えることは「同じものを見たい」という前に、まずはお互い「何が見えていないのか」を明らかにするほうが先です。

ビジョンやブランドコンセプトは言語化されているけれど「目の前の業務とつながらない」「ビジョンやコンセプトに賛同はしているけれどハラオチはしていない」「具体的にめざす姿が思い描けない」という声も、まさに「モヤモヤしている」状態です。

そこで多くはビジョンを描こう描こうとしますが、その前に、今、何が見えなくてモヤモヤしているのか現在地を明らかにすることを怠ると、誰も立ち上がっていないまま、こっちだよ~と旗を振っているだけのビジョンになってしまいます。

●ChatGPTに相談できる時代だけど

愚痴不満を溜め込んだままモヤモヤしながら仕事をしていても、本来の力は発揮されないのに、モヤモヤと向き合わないから、愚痴を愚痴のままで放置してしまっている人も組織も多いです。

モヤモヤしていることは悪いことだと思っている人も多い。他人のモヤモヤなんて聞きたくない人も多い。では、そんな人たちがモヤモヤしていないかといったら、そんなことはなく、モヤモヤしているんです。

なんとかしたいからモヤモヤしているのに。新しい何かを生み出したいからモヤモヤしているのに。一人では簡単に解けない問題だからモヤモヤしているのに。新しい働き方も、新しい事業のタネも、モヤモヤからしか描けないのに。モヤモヤしていることを共有しなければ、生まれるはずのアイデアも出てこないのに。せっかくの多様な価値観や個性・才能を引き出せるのもモヤモヤからなのに。とっても健全なネガなのに。

普段の会議や資料は、カタカナいっぱい、数字いっぱい、思考優位、言語優位、データ優位、左脳優位の切れ味鋭い議論が交わされていると思います。その方が分かりやすく、生産的で効率的で速いのは百も承知です。

でも、「モヤモヤしていること」が言えない、言わない、言わせない職場やプロジェクトが、結果的に、他責な態度、他人事な発言、他人軸な人材をつくってしまっている事実があることを知ってほしいです。

同時に、その反対に「モヤモヤしていること」を共有していくことで、受け身他人事だった人たちの問題意識当事者意識に火がついていく。この「モヤモヤ」のパワーをぜひ知ってほしいです。

ChatGPTに相談すればいい世の中になりつつあるけど、組織や地域では、一人で解決できないことだからモヤモヤしているんです。1on1では解決しないことも「モヤモヤ」をみんなで共有するだけで、自然と解決することもたくさんあるのです。

縁あって同じ会社や地域やプロジェクトで一緒になった人たちは、必ず「共通のモヤモヤ」を抱えています。それは言い換えると「なんとかしたい」共通のハートが描けるということ。想いは同じなんです。

●コロナを境に、「モヤモヤを共有したい」という声が増えている。

コロナを境に「モヤモヤを共有したい」という声がとても高まってきていると感じています。「モヤモヤから描かせてください」とお願いし続けてきて本当によかったなと思うことが最近本当に増えています。

「【モヤワク】ワークショップをうちでもやってほしい」という声を頂いたり、「じぶんたちでやってみたい」という声も増えました。(※【モヤワク】はモヤモヤからワクワクへの略)

何より、経営層や事業トップほど現場のリアルな声を聞きたがっていると感じます。グラフィックファシリテーションの現場では「忖度なしで、生の声を聞かせてくれ」と社長から直々のメッセージから始まるワークショップは昔から当たり前ではあったのですが、事務局がお願いするのに躊躇する場面も多かった。でも今は、経営層が直接想いを伝えてくださる現場が増えました。

地方創生の現場でも同じです。ある地方では「ワークショップ慣れしちゃってるんですよね」「ポジティブな話はたくさんしてます」という話になり「モヤモヤしていることを話したい」と二つ返事でOKを頂きました。

リーダーの方たちは「見えないこと」に敏感です。未来がよく見えない話がよく見えないみんなの気持ちがよく見えない。且つ、そのモヤモヤをモヤモヤしたままにしないんです。何が見えていないのか、見ようとする。「メンバーが何を考えているのか分からないからモヤモヤを吐き出させたい」と言ってくれます。

オープンイノベーションや共創をテーマに集まる場も増えました。同時に「上から何かやれと言われたけど何から始めたらよいのか分からない」「カスタマー視点に立てない」「新しい発想が生まれない」「提案しても社内に理解されない」「やり方でもめる」といった話を聴くたびに

まずはメンバー同士がモヤモヤをぶっちゃけあわないと」とお伝えすると「それだ!」と言われます。多様な価値観の人たちを1つにして、みんなと新しい未来行動を起こしていきたいと思っている人ほど、みんなと本音で腹を割って話したいと思っています。

●人がモヤモヤする「違和感」ってスゴイんです

人はどうでもいいことにはモヤモヤしません。自分が大事にしていることや、こうありたいと思う像とズレているからモヤモヤします。「なんかヘンだな」「なんかイヤだな」「このままでいいのかな」と人が感じ取る「違和感」にこそ、本当のじぶんはどうしたいかが見えてきます。

いきなりポジティブに「どうなりたい?」「どうしたい?」と聞いても、人は理想論やどこかで聞いたことを語りがちです。でも「違和感」にはウソがないんです。

そしてちょっとした違和感から、じつは組織や地域が見逃している本当の問題が描けてきたりします。それは簡単に解決しないことも多いけれど、簡単ではないからこそ、本気で実現したい未来や、新しい価値観新しい当たり前を絵巻物に描かせてくれます。

他にも「モヤモヤの共有」から、本当にいろんなことが起こります。例えば、

・自己紹介しなくても、初対面でも、心の通う対話ができる。うわべではなく本当の気持ちや思いを共有できる。
・自分の置かれている状態を俯瞰できる。じぶんたちでは気づいていないチームや組織のメンタルブロックが見えてくる。
見方が変わる。視野・視座が変わる。思い込みが外れる。相手の気持ちに立てる。壁がするっと溶けてなくなる。
・ネガティブな感情をポジティブに扱えるようになる。
・人や組織が求める潜在的な本当の声を拾える。
・知らないうちに、組織や地域全体を蝕んでいるような、手を打つべき大事な問題が見えてくる。
なんとかしたい気持ち(ハート)に火が付く。未来志向を持てる。
他責・他人事・他人軸から自責・自分事・自分軸へ変われる。気づきを起こせる。 etc.

人のモヤモヤするという「違和感」って本当にすごいんです。体験会で感じ取れるのは、これらのほんの一部になりますが、とにもかくにも、まずは「モヤモヤの共有」から始めないと何も始まりません。

「モヤモヤの共有」をしてみたい、でも、そうはいっても「モヤモヤの共有」ってどうやるの?と思われたら、ぜひ体験会に遊びに来てください。

「モヤモヤしていること」をぶっちゃけるから1つになれる。前に進める。
【ネガポジ(モヤワク)対話】ワークショップ体験会   
~感情を汲み取るファシリテーションを学ぶ。上場企業や官公庁から依頼実績500超の秘密

2025年3月14日(金)19:30~21:30
●詳細・お申込みは⇒ こちらから

まだ6枠空いてます。お待ちしてまーす(でにお申込みくださった皆様ありがとうございます)

前回の参加者のみなさんの感想はこちら(↓)で紹介しています。

おまけ
またまた母の話なのですが、先日の最長・最強の寒波と言われた日。東京でもそれなりに寒い中、母の散歩に付き添っていたら「春物のコートが買いたい」と言われました。「えー!?この凍てつく強風の中、もう春のこと考えてるの?!」なんだかウキウキ度合いで86歳に負けた気分…モヤりました!!!7~8年前は「東京オリンピックまで生きてないから興味ない」とか言ってた人なのに。家族としては正直、次転んだら寝たきりになっちゃうなとか、来年の誕生日は迎えられるのかなと、内心ドキドキしてるんですが。。。母に何が起きているんでしょうか?!ぜったいイケメン理学療法士さんのおかげだな。そのまま買い物へ行き、春物コートを買わされましたー!孫に財布の紐がゆるむのと同じです。娘として幸せです(^^)
またメールします。

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1つに(Unify)なあれ。
株式会社ユニファイナアレ
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこ