★秋の農園WALK　開催します

６月に好評を頂いた「農園WALK」の秋バージョンを開催します。
今回もまたスタッフの皆さんによる自主企画です。
里山ならではの、奥深くて多様な魅力を、お伝えいただけることでしょう。
そして「かまどご飯」もゆったりと煙を上げてお待ちしています。
秋空の下に集まって、かまどで炊いたお米をいただく気分は格別ですね。

・・・でも・・・

そのお米も、ただならぬことになろうとしています。
秋田県の誇るブランド「あきたこまち」に、新しく放射線育種が施されて「あきたこまちR」という新品種になる方向です。
放射線育種といっても従来からある技術とは異なるものです。そもそも、どうしてこのようなことになるのか。

★どうなるの？私たちのお米

原子力、バイオテクノロジー、金融工学など、技術をめぐる問題は非常にわかりにくいですね。
ともすれば専門家を称する方々から「素人の無知な批判」とばかりに圧倒されることにもなりかねない。
いえ、専門家ですらない人からも、ことさらな挙げ足取りの冷笑があります。
まあたとえ「専門家」といっても、一体どれほどの哲学・知見があるかと言えば、いささか心もとない。
右も左も、よくわからないことが、粛々と進められていくという、そのこと自体おかしなことだと思います。

シリーズ「あなたが街を耕すとき」２回目は、遺伝子組み換えやゲノム編集などに市民の立場で一貫して取り組んでいる印鑰（いんやく）智哉さんをお招きします。
全国を駆け回って講演や学習会に奔走している印鑰さんですが、東京での集まりは意外と少ない。ましてカフェでゆっくり話し合うというのは、他にないように思えます。
こうした大事な話こそ、公民館や会議室でなくて、お茶を片手にゆっくり話をしたいものですね。その意味でも、やっぱりカフェスローは大事な場所と思うのです。
印鑰さんは、非常に丁寧に話を進めてくださいますから「難しい話は苦手」とおっしゃるのでなくて、まずはお運びください。

「どうなるの？私たちのお米」
https://cafeslow.com/event/events/12412/

★ハーブガーデンが会員制になります

「さとやま草木譜」としてこれまで講座をしてきた農園エリア（およそ５０００平米）を、２０２４年からは会員制で一緒にお世話をしていくスタイルになります。
エルダーフラワーやヨモギなどの多年生のハーブを中心に、果樹もいろいろと育ってきました。さらに挿し木の増殖もしています。
たとえば今ならカキの収穫と柿酢への仕込みに忙しい最中ですが、楽しみは食べるばかりでありません。
草木染めの素材にしたり、樹皮でカゴを編んだり、様々に暮らしと結びついた世界があります。
これから冬に入れば、また落ち葉を集めて薪を集めて、焚火でご飯しながら新しい苗も植えていきます。
この春から育ててきた植物たちの様子がＨＰで分かるようにもしたいと思います。
愉しみは分ける、そして未来につなげる。それが農の原点です。
次回の告知をお楽しみに。