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    困ってるズ!vol.14

困ってるズ!vol.45

2014/08/27 (Wed) 19:00
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困ってるズ!
vol.45(2014/8/27)

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こんにちは、困ってるズ! です。
今回お届けするのは、
大輪芳巳さんの「困ってること」です

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【私はこんな、困ってるズ!でした】

冒頭から「なぜ過去形なの?」と突っ込まれそうですが、私は過去に困ってるズ!に投稿させていただいた者です。二重投稿というわけではありません。過去の投稿は「見えない障害」を理解してくれなかった方に消されてしまいました。

まずは過去の事柄を簡単にまとめ、その後の展開を書かせていただこうかと思います。

【以前の私はこんな、困ってるズ!】

私は平生元年生まれ、双極性障害とパニック障害を主たる疾患として持っている者です。双極性障害とパニック障害について、私の症例を中心に簡単に説明をさせて頂きます。

まず双極性障害について。私は双極2型と診断を受けています。軽い躁(軽く気分が高揚した状態)と抑うつ(全くやる気が起きず落ち込んだ状態)が一日の間に何度も往復します。これらは突然起こるもので、傍から見ると「単なる感情の抑揚が激しい人間」としか理解されていません。無理に隠そうとすると逆に症状は悪化してしまいますし、あとあと一人になった時に必ず反動が来ます。

パニック障害については境界性人格障害とともに診断を受けています。境界性人格障害とはボーダーラインとも呼ばれ、その名の通り他人とボーダーライン=一線を置いてしまう"人格"です。人の前では仮面を被り、自分の深い部分には立ち入らせない。そのような考えを持ってしまいます。

そしてその一線を超える事態、例えば自らの意思で動けない満員電車内や室内で他者から叱責を受けたときに、パニック障害の症状が起きます。精神的に混乱し、異常発汗、フラつき、動悸が強く出てしまいます。

元々家庭環境に問題があり、大学進級にともなった一人暮らしで病気が表面化しました。内科的疾患や事故がその後重なり、大学3年次に疾患が激化、休学し一度留年を経験しています。現在も精神障害者保健福祉手帳は2級を給付されています。

大学3年次から開始した就職活動では、精神障害を受け入れてくれる企業はほとんどありませんでした。服薬で健常者同様の生活が送れていても、「精神疾患を持っている=何もできない」と決め付けられ、企業としてのリスクと捉えられていました。それでもある企業から内定を頂き、新卒で企業に入社することができました。TwitterなどのSNSで会話をし、情報を共有し、見えない病への心の穴を埋めることもできていました。

しかし現在は職を失い、病気療養に徹する形になっています。

【今の私はこんな、困ってるズ!】

■入社後

単刀直入に申し上げます。困ってるズ!への投稿を追求されました。

私はあえて本名で投稿をさせて頂きました。それは、精神障害を持っていても健常者と理解し合えると信じ、文章を書いたからです。しかし先の企業へ入社し新人研修を終えた直後、上司2名より精神疾患に関して数時間の問責を受ける形となったのです。確かにその企業には障害に対し理解ある方が少なからずいたはずです。実際、人事役員の方は理解があったはずです。しかしながら企業を引っ張っていく上に立つ人からすると、精神障害を持つ私の存在は邪魔だったようです。

 「感情で動くから機密情報は渡せない」
 「文書偽造で入社してきた」
 「いのちの電話や労働基準監督署に相談する前に、なぜ上司に報告をしなかった」

そして最後に一言。

 「お前、自分の病気のことをインターネットに詳細に書いているだろう」

企業としては、私が企業に在籍し顧客を持った際、私の名前で検索サイトから検索をかけられ、困ってるズ!が出てきては企業そのものの信用が落ちるとのことでした。私は泣くことしか出来ませんでした。病気を恨んだのではなく、ここまで理解がなく、偏見を持った人がいるのか、と。逆に企業は、精神障害を持つ者を雇用することがそれほどまでのリスクとして捉えているのか、と。困ってるズ!への投稿を消させられた理由はこれです。

結果として試用期間終了直後に退職勧奨を受け解雇、企業の言いなりとなってしまい自己都合での退職扱いとさせられてしまいました。

■退職後

私は1年間に渡って、完全に自分の殻に篭って過ごすことしかできませんでした。守ってくれる存在はないのだと完全に自閉してしまいました。そして家族からは解雇されたことに対して叱責を受け完全に孤立する始末でした。

しかし自らを閉ざしていては何も変わらないと気付かさせられ、今はアクティブに動くことと決めております。理解"してくれる"ではなく、理解"し合える"よう活動をし始めました。

【こういうときに、助かってるズ!】

私が閉ざしていた心を開いてくれたのは精神科医でした。

精神疾患をお持ちでない方は、「精神疾患を持っているのだから精神科医が一番頼りになるのは当然だろう」と思うかもしれません。しかし実際は精神障害を持つ方の大半が、精神科医を疑ってかかっていると思います。それはさまざまな場面で人に裏切られた経験が根強いからこそだと思っています。

確かに私の受診する精神科医も、決して名のある医師ではありません。その部分だけではまだ裏切られるのでは、と疑いが残ると思います。しかしある時、精神科医が受診の度に必ず口にしている言葉があることに気が付きました。

 「少しだけ素直になって・・・」

精神科医やカウンセラーであれば常々口にしている言葉かもしれません。ただこの言葉にふと疑問を持ち、真面目に"素直になることとは何なのか"を考え、精神科医に自分の意見をぶつけてみました。私の設けたボーダーラインを私から超えたことになります。その結果、精神科医のアドバイスが徐々に変わっていきました。

 「○○って事故もあったけど、●●って感じに前向きに捉えて・・・」
 「××に対して、まずは△△から考えて・・・」

精神疾患を持つ私にはハードルの高い考え方もありました。しかしこれらの考え方は私の狭い視点ではなく、広い視点で見てくれていました。

 「受け入れがたい考え方は受け入れがたい。"しかし・・・"」

結果として停止した思考から抜け出せたのです。

私が最初にTwitter等のSNSを主軸に動いていた理由はここにあるのかもしれません。繰り返しになりますが私の視点はかなり狭かったと思います。それを別の視点から見てくれた方がTwitterには多くいたのです。インターネット上はさまざまな情報が点在していますが、Twitterに関しては特出して情報共有と考え方の見直しに向いていたのかもしれません。タイムラインに流れる一つのツイートでも、心に残るものは多々ありました。

もちろん、精神科医とは相性の問題が必ず出てくる場面があるとは思います。また、どのような考え方、治療方針を持っている精神科医がいるのかはわかりません。これはインターネット上でどのような考えを持った方がいるのかわからないことと似ていると思います。しかし今回、"言葉"に重みがないと感じていても少し真面目に聞くだけで、どんな"言葉"でも心の中に入り込むのだと痛感しました。

【困ってるズ!として伝えたいこと】

これは過去の投稿でも伝えたことですが、改めて記載させていただきます。

現状での精神疾患の認識は誤ったままです。対策も"無理して健常者ぶること"しかないのかと思います。"健常者は自分達のことをわかってくれない"とふさぎ込んでいる方は非常に多いと思いますが、健常者の中にも理解をしてくれる方や、過去に精神疾患を患った経験のある方も必ずいます。そのような方々が最初の理解者になってくれるはずです。ただ"話す"だけでも格段に精神疾患を持つ方と健常者の距離は近くなると思います。

そして今回新たに伝えたいこととして、精神疾患を持つ側からも意識的に歩み寄ることを試してみて欲しいということです。もちろん今が精一杯という方も多いと思います。私が1年間という時間をかけたように、これは余力ができてからのプロセスになります。最初は頼れる環境があれば可能な限り頼りっきりで全く問題はないのではないでしょうか。

あくまで余力ができた段階で、他の方の言葉を少しだけ真面目に聞いてみる。試しに実行してみる。それだけでも進歩なのだと思います。それが成功すれば、自分の価値として自分を褒める。そこからまた余力ができるのではないでしょうか。小さい積み重ねが精神疾患、とりわけ双極性障害やうつ病に対しては自信になると思っています。

健常者の方に対しては、精神疾患を持つ方は今が精一杯であることを僅かでも分かってほしいと思います。見えない病のため、どう支えるか掴みにくい所はあるはずです。しかし見えない病だから接しないのではなく、見えない病に少しだけ手を差し伸べて欲しいのです。精神疾患を持つ方の大半は寂しさが心のどこかに必ずあると思います。わずかでも声をかけてもらうだけで気分は非常に安定します。

そして可能な限り、精神疾患を患っていることを悲観だけはしてほしくないと思います。見えなくとも病であることは変わらず、今は治したいと、今後は治ると、信じて生きているのが精神疾患患者だからです。

どんな人とでも少しでも話をしたい。それは文章でも声でも同じです。それが少しずつでも叶えば、と考えています。私自身も見えない病を患ったからこそ、今のような考えをできるようになったのだと思います。この経験は消すべきではなく活かすべきだ。そう心に言い聞かせ、今後も生きていくつもりです。

私事で稚拙な長文になってしまいましたが、この経験が少しでも他の方の後押しやきっかけになることを切に願います。

(了)

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編集金子のぼやき

こんにちは、困ってるズ!の金子です。今回は、以前ご投稿いただいた大輪さんからの再投稿です。以前、大輪さんから「事情があり、バックナンバーを削除して欲しい」とご連絡をいただいたことがあったのですが、初めて詳しい事情を伺えました。大輪さんは今回も非匿名での配信を希望され、僕もご希望に沿うかたちで配信しています。

ご投稿いただいたあと、大野・荻上編集長に「こんな話があったんです」と伝えたところ、「酷い話だね……」「困ってるズ!を続けていかないとね」などなどお話になっていました。

いつもいつも思うのですが、「見えない障害」も、「困ってること」もいろいろで、考え方もいろいろ。でも「見えない障害」で「困ってること」には変わりないと思っています。そしてそれは、教えてもらってはじめて気が付くことばかり。

大輪さんのご投稿にぼくはとても励まされました。とても嬉しかったです。困ってるズ!は匿名でも非匿名でもご投稿いただけます。長くても短くても結構です。ぜひお話をお聞かせください。そして、感想もお待ちしております(応援版もよろしくね)。

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困ってるズ!

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見えない障害バッジ
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わたしのフクシ。
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シノドス
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編集長:大野更紗+荻上チキ
編集:金子昂(シノドス)
進行管理:久保健一郎(わたしのフクシ。)
発行:わたしのフクシ。+ 株式会社シノドス

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