毎年６月の第２週は危険物安全週間です。
　今年は６月４日（日）～1０日（土）の１週間になります。

　なぜ、この時季に危険物に気をつける必要があるのでしょうか？
　それには気温が関係しています。
　セルロイドなど、危険物の中には温度が高くなると自然発火するものがあり、火災の原因となることがあります。
　そこで、気温が上がって自然発火の危険性が高まる夏前のこの時季に注意喚起しているのです。

　さて、皆さんは危険物というと何を思い浮かべますか？
　実は、ガソリンや灯油以外にも、消毒用アルコール、塗料、接着剤、マニキュア除光液など身近なところに危険物は存在しています。意外なところでは、皆さんが毎日手にしているスマートフォン。この中にも危険物は潜んでいます。
　スマートフォンにはバッテリーとしてリチウムイオン電池が使われています。この電池に含まれる電解液、これが危険物なのです。そのため何らかの原因で電池から出火すると破裂したり激しく炎を吹き出したりして大変危険です。
　リチウムイオン電池はスマートフォンだけでなく、様々な電化製品に使われています。
　火災を防ぐため、なるべく純正品を使用し、変形した電池の使用は避けましょう。
　また、燃えるゴミに混ぜるとゴミ収集車の火災の原因となるので絶対にやめてください。

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